
夜勤後、疲れているのに、家に帰ってからなかなか眠ることができません。なぜでしょうか?
夜勤の人は人間が持つ本来の生活リズムとは逆の生活です。日中は睡眠すべきでないと身体が反応し、なかなか寝付けなかったり、熟睡できずに何度も起きてしまうということがおき睡眠不足になりがちです。睡眠不足になると、成長ホルモンが睡眠中にしっかりと分泌されず、健康を崩しやすくなります。夜勤の人は睡眠不足を解消するための工夫が必要です。今回は、その工夫を紹介します。

① 家に帰るときは、日光を浴びないようにする
強い光を目に入れると、神経が興奮し眠れなくなってしまいます。仕事が終わり家に帰る時は、帽子・サングラスを使ってできるだけ光を浴びないようにします。家に帰ってからは、カーテンで部屋を暗くし眠りの準備を整えましょう。
② インターネットや携帯電話は帰宅後よりも出勤前に
ゲーム・パソコン・携帯電話などの電子機器は交感神経を高ぶらせ、興奮する作用がありますので眠りにくくなってしまいます。できるだけ、電子機器は寝る前ではなく出勤前に使用するようにしましょう。
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(日本睡眠学会HP 睡眠の基礎より抜粋) |
③ よく眠るには体温を下げる
一般的に人は眠りにつくとき体温が下がります。本来、眠る時間に近づくにつれて下がっていくのが自然です。しかし、日中は外の気温も高く体温が下がりにくいですので、体温を意図的に下げる工夫が必要です。夏は冷たいタオルをわきの下や太ももの内側(足の付け根)にあてると体温が下がりやすくなります。冬は熱い風呂に入り体温を高めるとその反動で自然と体温が下がります。
④ 夜の出勤の前には、体温を上昇させましょう。
夜勤で夜に出勤の場合、まず起きてすることは体温を上昇させることです。ストレッチなどで身体を動かしたり、散歩も効果があります。より簡単なのは、シャワーを浴びることです。そして、体の中から体温を上昇させるように食事をしっかり取ります。熱い味噌汁・スープを飲むことも、効果があります。起床後に体温をあげると、およそ16時間
後には体温が下がり眠りやすくなります。自分で体内時計をうまく調整し、規則的なリズムをつくるとうまく眠れるようになります。
⑤ 質の良い睡眠をとろう!
睡眠は時間よりも、その質が重要です。たとえ短い睡眠しか取れなくても、質を高めれば大丈夫です。必要な睡眠時間は各自違いますので、いろいろ試して自分に最適な睡眠時間を見つけてください。
睡眠のコツとちょっとした工夫により昼間でも眠りやすくなり、睡眠の質を高めてくれます。質の良い睡眠をとって、体調を崩さないように気をつけましょう。
使用電力の15%削減を目指しましょう!
今年の夏は「電力不足」により、政府より事業者や家庭で使用電力の15%削減が求められています。大規模な停電を避けるためにも、皆さんの節約のためにも、各自で15%の削減ができるように心がけましょう。以下はみなさんに身近な節電方法とその節電効果を伝えていきたいと思います。
エアコン利用時のポイント

■ エアコンを使うときは、室温を28℃に
→ 約10%削減
■ カーテンを閉め、窓からの光をやわらげる (冷房の消費電力を下げる)
→ 約10%削減
■ 無理のない範囲で, エアコンの使用をやめて、扇風機を使用する
→ 約50%削減
※暑いときは我慢をせずに、エアコンをつけて適温(室温の目安28℃)になるよう調整して 。 熱中症には十分注意してください!
さらに節電アップ!
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フィルターを定期的に(2週間に1回程度)に掃除しましょう。
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室外機の周囲に物を置かないようにして、放熱しやすくしましょう。
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頻繁なオン・オフは消費電力の増加につながるので注意しましょう。
冷蔵庫利用時のポイント

■ 庫内温度を「強→中」に変更し、扉をあける時間と詰め込む食品を 最小限にする
→ 約2%削減
不要な電力はこまめにカット
■ 日中は照明を消して、夜間の点灯も最小限にする。
→ 約5%削減

さらに節電アップ!
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長時間使わない機器はコンセントからプラグを抜きましょう。
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TV、パソコンを使わないときは主電源を切りましょう。