最近、色々なマスクを見かけるようになりました。使い捨てのマスク不足が続いてから、布マスクや口の周りにバンダナを巻く人などもいますね。
今は色々なマスクが販売されていますが、本記事では、繰り返し使える布マスクの正しい使い方についてご紹介します。
出典:無料写真素材 写真AC
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1. 布マスクはウイルスを防ぐの?
布マスクだけでなく一般的に使われているマスクは、「ウイルスの侵入を100%防ぐ役割はない」と考えられています。なぜなら、ウイルスはとても小さいため、マスクの網目を通ってのどへ入ってしまう可能性があるからです。しかし、「感染予防」として、様々なメリットがあります。
関連記事:マスクが美容院でのコロナ感染拡大を防いだ実例2. 布マスクの感染予防以外の役割、知っていますか?
2. 布マスクの感染予防以外の役割、知っていますか?
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手、口、鼻に触ることを防ぐ
ウイルスが付いている可能性のある手で、口や鼻に触れる機会を減らすことができます。接触感染を防ぐために有効です。
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ウイルスの拡散を防ぐ
感染している人がマスクを付けていることで、くしゃみや唾液の飛沫を防ぎ、ウイルスの拡散を止めてくれます。飛沫感染を防ぐために有効です。
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のどを保湿してくれる
布マスクは保湿に有効だと考えられています。乾燥はウイルスが好む環境なので、のどを保湿することで感染予防が期待できます。
3. 布マスクは何回使えるの?
しっかりと洗うことで再利用が可能です。交換する目安を参考に、再利用してくださいね。何回使えるかについては、マスクの種類によって異なる場合があります。その際は、製品についている取扱説明書などを確認してください。
〈交換する目安〉
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マスクの耳にかける紐が伸びた
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マスクの色が変わってきた
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見た目の汚れが目立つ
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マスクをつけると隙間ができる
4. 再利用する時の注意
最低限、1日1回洗うようにしましょう。マスク用の消毒スプレーなどがありますが、1度使用したあとは洗って清潔にすることが大切です。
5. 布マスクの洗い方と干し方
水洗いだけではウイルスが残る可能性があります。必ず洗剤を使いましょう。また、洗濯機で洗わないで、手洗いをするようにしてください。洗濯機では、布マスクが痛んだり、汚れも十分に落とすことができなかったりします。生乾きだとカビが発生する可能性があるので、しっかり干すことも大切です。
〈用意するもの〉
〈洗い方〉
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洗面器に「衣料用洗剤」と「水」を入れる
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マスクを入れて10分間ひたしておく
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10分後、軽く押して洗う(※マスクが痛むので、もみ洗いはしないこと)
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桶の洗剤を流す
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水道水でよく洗う
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水気を切る
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清潔なタオルにマスクをはさみ、よく水分をとる
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形を整え、日陰に干してしっかり乾燥させる
出典:経済産業省, Youtube metichannel 「布マスクをご利用のみなさまへ」を参考に作成
出典:経済産業省, Youtube metichannel 「布マスクをご利用のみなさまへ」を参考に作成
6. 確認しよう!間違った使い方をしていませんか?
せっかく布マスクを付けていても、間違ったつけ方では効果が下がってしまいます。
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顔の大きさとマスクの大きさが合っていない
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顔とマスクの間に隙間が多い
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マスクの紐がゆるい
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鼻を出しながらマスクをつけている
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マスクを着けたあと、マスクの表面をよく触っている
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飲食の時、マスクをあごにかけている(★マスクケースを使いましょう!)
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外したマスクを洋服のポケット、カバンの中に直接入れている(★マスクケースを使いましょう!)
~実習生の皆さんへ~
マスクを正しく使うことで、感染予防の効果も高くなります。息苦しいからといって、大きめのマスクをつけたり、鼻を出しながらつけたりしないようにしましょう。面倒くさがって、飲食をする時にマスクをあごにかけることもやめてください。マスクの内側にウイルスが侵入してしまいますので、マスクケースに入れて保管してくださいね。これからもマスクを使う日常が続きます。正しい使い方・洗い方・干し方をマスターして、引き続き感染予防に努めていきましょう。
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