9月6日から7日にかけて九州地方を中心に台風10号が発生しました。日本では、今年の7月にも九州地方で記録的な大雨が降り大きな被害がありました。
今回の台風10号でも大雨と強い風により、山が崩れたり建物が川に流されたり、停電したりと様々な被害が発生しています。台風は過ぎ去りましたが、台風の後にも気を付けることがあります。
1. 新型コロナ以外の感染症にも注意
台風が過ぎた後は、建物の一部や窓ガラス、木の枝が落ちていたり、道路に泥があふれていたりします。被害のあった場所を通る時は、サンダルなど足を守れない靴はやめましょう。
特に、道路にあふれてしまった「泥」の中には、様々な菌がいます。この菌が傷口に入ってしまうと、「破傷風(はしょうふう)」という感染症にかかる可能性があります。対策は、怪我をしないことです。もしも怪我をしてしまったら、きれいな水で泥をしっかりと洗い流してください。傷口が深い場合は、すぐに会社の人に相談をして、病院に行ってくださいね。
出典:NHK NEWS WEB EASY「台風10号 強い風や雨で大きな被害」
2. 川の近く、山の近くは通らない
台風が過ぎたあとでも、川の水が急に増水することがあります。また、大雨で被害を受けた山が急に崩れてくることもあります。見た目で判断をすることは難しいので、別の道を使うようにしてください。どうしても通らないといけない時は、天気予報を確認、明るい時など安全な時間を選ぶようにしましょう。
出典:NHK NEWS WEB EASY「台風10号 強い風や雨で大きな被害」
3. 熱中症に注意
台風が過ぎたあとは、日本全国で気温が非常に高くなります。まだ雨の降っている地域もありますが、今週、来週も30度以上の暑い日が続きます。昨年9月、関東地方を中心に発生した台風では、停電により熱中症で亡くなった人もいました。こまめに水分をとるようにしましょう。帽子やタオルなどで暑さ対策もしてくださいね。
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~実習生の皆さんへ~
今回の台風10号は、台風が来る前から「最大級の警戒」が必要だと言われていました。これは、強い風、高い波、大雨、全てに十分注意をする必要がある、大きな台風だということです。会社の人の判断で、安全な場所に避難をした実習生もいると思います。
日本では、来月まで台風の季節が続きます。また台風が来てもきちんと対応ができるように、いつでも避難ができるように準備をしておいてください。また、ニュースでは難しい日本語が流れていると思います。緊急時に必要な日本語の確認もしておきましょう。
これまでにも、台風に関するコロナニュースを発信しています。
「避難する時のコロナ対策」と「避難が必要なレベルと言葉」についてまとめているのでぜひ読んでください。
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