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熱中症と新型コロナウイルスは症状が似ている
2020/08/13
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新型コロナウイルスにも熱中症にも気を付けなければいけない時期ですが、この2つは症状がよく似ています。そのため、感染予防と同じくらいに熱中症予防が大切です。

今年はコロナの影響でマスクをしたり、自粛期間で体力が落ちたりしていて、熱中症にかかりやすくなっています。

熱中症について正しく理解し、予防をして、暑い夏の日を元気に乗り越えましょう。

出典:無料写真素材 写真AC

関連記事:
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1. 熱中症は新型コロナと似た症状

熱中症の発熱や頭痛、頭がふらふらする、だるいといった症状は、新型コロナウイルスの初期症状とよく似ています。この2つには下記のような特徴がありますが、症状だけで判断はできません。迷った時は、まず水分をとるなど熱中症になった時の対応をしましょう。

  • 熱中症…症状が出てから、すぐに悪化しやすい
  • 新型コロナ…1~2週間くらいかけて悪化しやすい

しかし、自己判断はせず、体調が悪いと思った時は、会社や監理団体へすぐに報告をしてください。

2. 熱中症の症状とは?

熱中症の症状は3つに分けられます。症状の軽い「軽度」の時に早く対応をすれば良くなることがほとんどです。症状の重い「重度」の場合は、命を落とす危険もあるため、素早い対応が重要です。

熱中症は、温度や湿度が高ければ、室内でもかかる場合があります。室内の温度に気を付けて、水分をこまめにとるようにしましょう。

重症度 症状
軽度
  • めまい、頭がふらふらする
  • 失神(しっしん)
  • 筋肉痛
  • 大量に汗をかく
中度
  • 頭痛
  • 吐き気、嘔吐(おうと)
  • だるい
重度
  • けいれん
  • 手足がうまく動かない
  • 体温が高い
  • まっすぐに歩けない、走れない

3. 熱中症になった時はどうする?

まずは涼しい場所へ移動し、身体を冷やして熱を逃がしてください。意識がはっきりしている場合は、冷たい水で水分をとりましょう。早く体温を下げることが重要です。

また、「軽度」や「中度」の場合は応急処置で良くなることが多いですが、「重度」の場合は命に関わるため、すぐに病院で治療をする必要があります。

重症度 応急処置の方法 病院
軽度
  • 涼しい場所へ移動
  • 安静(あんせい)
  • 水分補給
  • 保冷剤などで身体を冷やす
  • 十分な水分と塩分を補給する
良くならなければ行く
すぐに行く
重度 すぐに行く

関連記事:
夏場のマスクは注意が必要~熱中症対策のポイント~

  • 熱中症の予防方法について詳しく書いています。

4. エアコンを上手に使って節電しましょう

運転のオンとオフを繰り返したり、設定温度を下げたりすると電力をたくさん使います。使用する時は、温度や風量を「自動運転」にすると、余計な電力を使わずに節電することができますよ。暑さを我慢(がまん)せずに、エアコンを使って熱中症を予防してくださいね。

出典:FUJITSU GENERAL JAPAN「エアコンの上手な使い方 節電のポイント」

  • 冷えてきたら、オフにせず温度調節
    冷房時に温度を1℃高くすると、約10%の節電。
  • 運転のオンとオフを繰り返さない
    運転中よりも運転を開始する時の方が電力を使います。
  • 風向きは水平にする
    冷たい空気は部屋の下の方にたまりやすいので、部屋全体に風がいくように水平にしましょう。
  • フィルターの掃除は2週間に1回
    フィルターにゴミやホコリがたまると、冷房効果が弱くなり、電気代が5~10%ムダになってしまいます。
  • 長く使わない時は、電源プラグを抜く
    電源プラグをぬいて、ムダな電気をカットしましょう。
  • カーテンを使って、直射日光を防ぐ
    カーテンを使うことで、直射日光を約30%カットすることができます。
  • 扇風機を使って、部屋の空気を循環させる
    冷たい空気をまぜることで、温度を下げなくても、エアコンの冷房効果が高まります。

実習生の皆さんへ!

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、いつもと違う夏がやってきました。感染症と暑さに気を付けながらも、日本の暑い夏を季節の一つとして楽しんでみてくださいね。他の季節に比べて、夏は晴れの日が多く、緑豊かで自然を楽しみやすい季節でもあります。夕方になれば少し涼しくなるので、公園で過ごしたり、散歩やランニングをしたりする人もいます。これを機に、自分が住んでいる地域を散策(さんさく)してみるのも楽しいかもしれません。今年の夏は「密」をさけても、自分の時間は「密」なものにしてくださいね。今しかできないことを、長い目で見て、もう一度リストアップしてみましょう。

出典:

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