夏の暑い時期は、お風呂に入らずシャワーだけで済ませてしまう人が多いようです。皆さんは、きちんとお風呂に入って汗を流していますか?
暑い夏であっても、エアコンや冷たい飲み物で体の中は冷えていますので、温めることが大切です。1日の終わりにお風呂で体を温めて、コロナで疲れている心と体をリラックスさせましょう。「安全なリラックス方法が分からない」と悩んでいる人は、3密をさけて安心してリラックスができる、「自宅でのお風呂時間」がおすすめですよ。
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1. 疲れをとることができる
一定の時間お風呂に入ると、血液の流れがよくなり、新陳代謝(しんちんたいしゃ)が活発になります。体内の悪いものが外に出るので、全身の疲れをとることができます。
※ 新陳代謝(しんちんたいしゃ)とは、古いものが新しいものに入れ替わること
2. 免疫力を高めることができる
体温が下がると、免疫力も下がると言われています。お風呂に入ることで体温が上がり、体の免疫力も高めることができます。
3. 体に付着したウイルスなどの汚れを洗い落す
日常生活を送る中で、ウイルスは知らないうちに付着しています。シャワーだけでも落とすことはできますが、お湯につかることでしっかりと落とすことができます。
4. 乾燥を防いで、感染予防になる
お風呂の蒸気によって、口の中、鼻の奥、気道をうるおし、乾燥を防ぐことができます。乾燥はウイルスが好む環境なので、日常生活でもこまめな水分補給を心がけましょう。
38~40℃くらいのお風呂に15~30分程度つかりましょう。人によっては、「少しぬるいかな」と感じる温度設定かもしれませんが、ぬるいお風呂は「疲れている時」「休みたい時」「リラックスしたい時」に入ると、心や体の疲れを回復してくれますよ。
季節湯とは、「季節の自然なものを湯に入れる」お風呂のことです。四季がある日本では、季節の野菜や果物を使った料理がたくさんあります。お風呂でも同じ様に、季節の植物や果物を使ってお風呂を楽しむ文化があります。8月の季節湯は、ハッカ湯です。ハッカとは、日本のミントのことです。
出典:株式会社バスクリン「【今月の季節湯】8月は『薄荷(ハッカ)湯』」
~ハッカ湯の作り方~
体は温まるのに、お風呂上りはすっきり、汗も早く引いてくれるので、暑い夏の夜にはぴったりです。ハッカはお風呂だけでなく、料理にも使えるので、自宅で育ててみてはいかがですか?
1. 両手に乗るくらい(30g程度)のハッカを布袋やティーパックに入れます。
2. ①をボウルなどに入れ、熱湯(約2リットル)で15~20分ほど蒸らします。
3. の布袋/ティーパックをお湯ごとお風呂に入れて、よくかき混ぜます。
~実習生の皆さんへ~
皆さんは毎日お風呂に入っていますか?心と体の健康のために、何かやっていることはありますか?
皆さんもご存知の通り、新型コロナウイルスとは長い付き合いになりそうです。ワクチンの開発がとても早いスピードで進んでいますが、しばらくは、新しい生活様式の中で生活していくことが求められます。
その中でも、「疲れないための生活の工夫」がとても大切です。最近は、天気の悪い日、コロナのニュースなどが続いて、疲れがたまりやすい日々だったと思います。知らないうちに体が緊張して、疲れているかもしれません。その日の疲れをためないためにも、毎日のお風呂時間を有効に使って、心と体を癒す(いやす)時間を作ってみてくださいね。
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