皆さんは正しく換気が出来ていますか。本日は、「上手な換気方法」についてご紹介します。
1. 室内の空気をきれいに保つ「上手な換気方法」

出典:ダイキン工業株式会社「上手な換気の方法」
(例)24時間換気システムのスイッチ

出典:ダイキン工業株式会社「上手な換気の方法」
(例)24時間換気システムの換気口

出典:ダイキン工業株式会社「上手な換気の方法」
(例)24時間換気システムの浴室の換気口

出典:ダイキン工業株式会社「上手な換気の方法」
2. エアコンで換気はできるのか?
エアコンは「部屋の中の空気を吸い込み」、冷たくしたり温かくしたりした後に「部屋の中に戻す」作業で部屋の中の温度や湿度を快適にしてくれるものです。空気を入れ替えているわけではありませんので、ほとんどのエアコンで空気を換気する、空気を入れ替える機能はありません。
3. 換気の効果
ウイルスは目に見えない細かい粒子で空気中に浮遊しています。換気を行うことで、密閉を避け、空気の入れ替えで浮遊しているウイルスを薄めることができます。また、プレプリント(※)を掲載するメドアーカイブ(medRxiv)に投稿された北海道大学の西浦博教授らの研究によると、「密閉空間で感染者が感染させた確率は、屋外環境と比較して18.7倍高かった」という結果がありました。
(※プレプリント(Preprint)とは、学術雑誌に論文として掲載される前に、インターネット上に投稿された査読前の論文のこと)
【小話】 換気の重要性~ベトナムがSARSを制圧した背景~
SARSとは、2002年11月、中国の症例をきっかけに32の地域と国で感染が拡大した呼吸器疾患の病気です。ベトナムでもSARSが蔓延し、63名が感染・5名が亡くなりましたが、世界で最初に感染の制圧に成功した国となりました。その要因の一つに、「窓を開放し十分な換気を行った」ことが指摘されています。新型コロナウイルスもSARSと同じウイルスをもつ仲間で検証のためよく比較がされていますが、ベトナムが実践した通り、基本的な対策がとても大切です。
~実習生の皆さんへ~
「3つの密を避ける」ことが繰り返し呼びかけられていますが、職場の人と話したり、日用品の買い出しで外に出たり、どうしても避けられないことがあると思います。自分でコントロールのできないリスクは不安も高まりやすいと思います。しかし、「窓を開けて空気を入れ替える」「換気をしてウイルスを外に出す」ことはすぐに実践できますね。健康に良い暖房の室温は、17度~22度が目安と言われていますから、部屋を暖めすぎないためにも、「1時間に2回以上、2つの窓もしくはドアを開ける」習慣をつけてください。
出典:
公益社団法人 日本獣医学会「霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第144回)5/2/2003『ベトナムでのSARS制圧の背景』
https://www.jsvetsci.jp...html
厚生労働省「『換気の悪い密閉空間』を改善するための換気の方法」
https://www.mhlw.go.jp/...pdf
国際環境経済研究所「新型コロナウイルスの科学(4)感染経路と予防手段」
http://ieei.or.jp/.../
国立感染症研究所 感染症センター「ベトナムでのSARSの状況」
http://idsc.nih.go.jp/...html
ダイキン工業株式会社「上手な換気の方法」
https://www.daikin.co.jp/.../
medRxiv “Closed environments facilitate secondary transmission of coronavirus disease 2019 (COVID-19)”
https://www.medrxiv.org/...