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感染から身を守ろう、「あいうべ体操」で口呼吸を鼻呼吸にする
2020/04/21
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口と鼻の役割について、「口は食事をとるための器官」、「鼻は呼吸をするための器官」として、本来の使われ方が決まっています。ところが、人間は「話す」ことが出来るようになったため、無意識のうちに口呼吸になる人が増えてきました。口呼吸を続けると、口腔内の細菌が増えて感染症にかかるリスクを高めると言われています。

本日の記事では、今すぐできる健康法として、口呼吸から鼻呼吸に変える体操「あいうべ体操」についてご紹介します。

出典:無料写真素材 写真AC

「あいうべ体操」とは?

福岡県のみらいクリニック(診療所)の今井一彰院長による、「口呼吸を鼻呼吸に改善していく口の体操」のことです。口呼吸による健康被害に注目したことがきっかけで、考案されました。
※ 本記事は、以下のURLをもとに記載しています。
参照URL: https://mirai-iryou.com/aiube/

1. 口呼吸は感染症の原因~鼻呼吸が良い理由~

感染症と呼吸にはどんな関係があるのでしょうか。新型コロナウイルスの流行はもちろんですが、空気中には常に様々な細菌が浮遊しています。これを除去して安全な空気を体内に送り込むのが鼻の役目です。口から空気を取り入れると、異物が直接体内に入り、冷たい空気で喉を傷めたり免疫力を下げたりしてしまいます。そのため、結果として感染リスクを下げるのが鼻呼吸です。

2. こんな方におすすめです

  • 無意識のうちに口で呼吸をしている
  • 口がいつも開いている
  • 疲れやすい、だるい、やる気が起きない
  • 手軽な健康法が知りたい
  • アレルギー性疾患(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎など)で困っている

1日の呼吸数はおよそ2万回です。全ての病気が「あいうべ体操」で改善するわけではありませんが、体操を継続し自然に鼻呼吸ができるようになると、症状が改善していくことがあります。間違った呼吸の方法は、風邪や疲れを引き起こす原因にもなりますので、安全な空気を体内に取り込むためにも、無意識のうちに口呼吸になっている人は改善していきましょう。

3. あいうべ体操のやり方

次の4つの動作を順に繰り返します。声は出しても出さなくても、どちらでも構いませんが、声を出しながらやるとストレッチ効果が高まりますよ。

① 「あー」と口を大きく開く
普段よりも大きめに開けます。顎が痛む人は、「あー」の体操はスキップしてください。

 ② 「いー」と口を大きく横に広げる
首に筋が張るくらいまで、口を横に広げましょう。

 ③ 「うー」と口を強く前に突き出す
しっかりと前に突き出します。

 ④ 「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
顎の先を舐めるイメージで下に伸ばします。顎が痛む人は、「べー」の体操はスキップしてください。

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【回数と期間】 

①~④を1日30セット、毎日続ける
慣れるまでは、2~3度に分けると続けやすいでしょう

【実践するタイミング】
口の中が乾燥しないよう、入浴時がおすすめです
唾液の分泌が増えるので、就寝前もおすすめです

【実践する時の注意】
話す時よりも口をしっかりと大きく動かす必要がありますが、口を開けて顎が痛む人は、無理をしないでください。回数を減らすか、間接に負担のかからない「いー」「うー」体操を行いましょう。

~実習生の皆さんへ~

実習生の皆さんは、呼吸は「ゆっくりと深くした方がよい」と聞いたことがありますか。実践してみるととてもよく分かりますが、「口呼吸は浅く速い呼吸」、「鼻呼吸は深くゆっくりとした呼吸」です。深くゆっくりと鼻から息を吸うことで、あらゆる病気の原因治療となるだけでなく、精神状態を落ち着かせるリラックス効果があるとされています。外出自粛や自宅待機など環境の変化で、いつも通りの元気を出せない人もいるかもしれません。こういう時ですから、「自分は普段どんな呼吸をしているのか」意識をしてみて、正しい呼吸で体と心の健康を維持しましょう。

出典:

みらいくりにっく「あいうべ体操」
https://mirai-iryou.com/aiube/

無料写真素材 写真AC
https://www.photo-ac.com/

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