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イライラを解消、2つの強さで困難を乗り越える
2020/04/14
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4月7日の7都府県に対する緊急事態宣言から1週間が経過しました。非日常的な生活が続く中で、不安な気持ちやイライラする気持ちなど、いつもとは違う「心の不調」が原因で、周囲との衝突が増えているそうです。今は、全世界の人々がこれまでに経験したことのない困難に直面しています。本日は、この局面を乗り越えていくために「今必要な体力」についてお伝えしたいと思います。

1. 困難を乗り越えるために必要な体力とは

「精神的な強さ」とは、トラブルが起きても慌てない、前向きに考えられる、など感情によって精神力が左右されることなく、いつでも安定した状態でいられる心の強さのことです。
「身体的な強さ」とは、体格の大きさや筋力の強さ、バランス感覚などトレーニングで得た体力や総合的な体の強さのことです。

学術的に心と体は切り離されて考えられてきましたが、両者は深い関係にあると言われています。
厚生労働省の「Ⅱ生活指導及びメンタルヘルスケア」では、「精神の安定」と「適度な運動」はストレス耐性を高めることから、生活指導の基礎的知識として紹介しています。

2. 精神的な強さのためにできること

精神的な強さは経験や思考をもとに鍛えられていることが多いですが、考えた方や行動の変化、習慣を変えるなど少しの意識で鍛えることができます。そのためには、まず心身をリラックスさせ浄化させることから始めましょう。心も体力と同様にトレーニングで強化することができます。

心身のリラックスで精神をコントロール=「精神的な強さ」をつくろう

  • 良質な睡眠を確保する
  • 太陽の陽を浴びる
  • 自然に触れる
  • 姿勢を整え、深く呼吸をする(10回程度)
  • 好きな音楽を聴く
  • 自分に対しても、他者に対しても感謝の気持ちを伝える ★大切

出典:無料写真素材 写真AC

3. 身体的な強さをつくるためにできること

「体が資本」という言葉があるように、健康であることが何よりも大切です。厚生労働省は、国民の健康維持と増進を図る取り組みの一環として作成した「健康づくりのための身体活動基準2013」の中で、健康が良好な18歳~64歳に対して、運動の強度を問わず、毎日60分以上の身体活動を取り入れるよう推進しています。

運動の習慣化でストレス耐性をつける=「身体的な強さ」を作ろう

  • 毎朝ランニングをする
  • 散歩やウォーキングをする
  • 筋力トレーニングをする(例:腕立て伏せ、腹筋、スクワットなど)

出典:無料写真素材 写真AC

~実習生へのメッセージ~

人は感情の起伏によって、幸せを感じたり不幸を感じたりする生き物です。やる気があって元気がある時には「自分の良いところ」が分かったり、疲れていて嫌な気分の時には「自分の良くないところ」が分かったり、気分の変化で色々な自分に出会っていると思います。できることなら、いつでも幸せに元気でいたいです。そのために、人は食事をとったり運動をしたり、無意識のうちに心と健康のために行動しています。しかし、意識しないと「疲労が溜まり嫌な気分になる」など負の連鎖に陥ることがあるので、「精神的な強さ」と「身体的な強さ」を日頃から鍛えておくことが大切なのです。力いっぱい困難を乗り越えるためにも、心身のリラックスと日々の運動で今乗り越えられる体力をつけておきましょう。

出典:

医療社団法人 平成医会「運動がメンタルヘルスに与える影響」
https://heisei-ikai.or.jp/.../

厚生労働省「Ⅱ 生活指導及びメンタルヘルスケア」 p48-p57
https://www.mhlw.go.jp/...

厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準 2013 (概要)」
https://www.mhlw.go.jp/...pdf

無料写真素材 写真AC
https://www.photo-ac.com/

「フィジカル」の意味とは?ラクビーや音楽の使い方と対義語も解説
https://biz.trans-suite.jp/...

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