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安部首相「緊急事態宣言」の概要とポイント、生活への影響について
2020/04/08
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安倍首相は4月7日、総理大臣官邸で行われた第27回新型コロナウイルス感染症対策本部にて、これ以上の蔓延は国民生活および国民経済に寛大な影響を及ぼすおそれがある事態だと判断し、緊急事態宣言を発出しました。安倍総理が述べられた緊急事態宣言の概要についてまとめましたので、ご確認ください。

出典:首相官邸「新型コロナウイルス感染症対策本部(第27回)

緊急事態宣言の概要
  • 実施期間:令和2年4月7日から5月6日までの1か月間
  • 実施区域:東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県
  • 解除時期:感染拡大の状況から、実施する必要がなくなったと認められる時
  • 社会経済:公共交通機関など必要な経済社会サービスは可能な限り維持する

1. 緊急事態宣言のポイント

  • 都市封鎖ではない
  • 経済・社会活動は可能な限り活動を維持する
  • 「生活維持のために必要な場合」は外出が可能
  • 「自粛要請」に応じなかった場合の罰則はない

2. 実施区域の知事ができること、ただし強制力はない

  • 不要不急の外出自粛を要請できる
  • 学校や映画館、百貨店などの使用停止要請・指示が可能になる

3. 生活への影響

※4月8日現在の情報であり、営業については見直される可能性があります

  • 日用品を販売する店舗の強制的閉鎖はない(例:薬局、コンビニ、スーパーマーケット、食料品店)
  • 電気、ガス、水道、電話、通信などのライフラインは平常通り
  • 公共交通機関は通常運行
  • 銀行の営業、郵便物の収集や配達は継続

4. 期待される効果

  • 専門家の試算によると、人と人との接触機会を最低7割、8割、削減することで2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、感染者を減少させることができる
感染拡大防止のため徹底してほしいこと
キーワード: 「3密回避」と「接触8割減」と「外出1回」
  • 「密閉」「密集」「密接」の3つの密を避ける
  • 人との接触を8割り減らす(例:近距離で会う人が1日10人いる場合、2人に減らす)
  • 人と接触する外出は「1日1回」を目安にする

~実習生の皆さんへ~

日本でも7都府県において「緊急事態宣言」が発出されました。実施区域の実習生は不安な気持ちが増してしまったかもしれませんが、海外で実施されている「都市封鎖(ロックダウン)」のように強制力があったり罰則があったり、一切の外出を禁止するものではありません。緊急事態宣言は、皆さんの健康と命を守るため「引き続きの外出自粛」と「手洗いや咳エチケットなどの感染予防」をこれまで以上に徹底してほしい、というお願いです。 そして、実習生の皆さんは、「3密回避」と「接触8割減」と「外出1回」を徹底してください。

家から「一歩も外に出ないで」ということではありません。外の空気を吸ったり散歩をしたり、気持ちをリラックスさせることも大切です。寂しいかもしれませんが、その時は、1人で外出をしてくださいね。

最前線で闘っている医療従事者の方たちのためにも、感染を広げない行動をとり、感謝の気持ちを忘れず、毎日を過ごしましょう。

出典:コロナ専門家 有志の会「緊急事態宣言で変わること・変わらないこと(4/7更新版)

出典:

コロナ専門家 有志の会「緊急事態宣言で変わること・変わらないこと(4/7更新版)
https://note.stopcovid19.jp/...

首相官邸「新型コロナウイルス感染症対策本部(第27回)
https://www.kantei.go.jp/...html

BUSINESS INSIDER「『緊急事態宣言』で知っておくべき12のこと」
https://www.businessi...

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