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1日200グラムの果物が、生活習慣病の予防になる!?
2021/05/24
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ベトナムには沢山の種類の果物がありますね。日本にも、季節ごとに様々な種類の果物があります。ベトナム人も日本人も大好きな果物ですが、正しく食べると生活習慣病の予防になることを知っていましたか?

果物は、ビタミンやカリウム、食物繊維を多く含んでいます。そこで、厚生労働省は「健康日本21」という健康作り運動を推進しており、健康のために1日あたり200グラム以上の果物を食べようという目標を掲げています。今回は、体に良い果物の効果と、その果物について紹介したいと思います。美味しくて健康にも繋がるなんて、一石二鳥ですね!

出典:Adobe Stock

1.ビタミン

  • ビタミンCの効果:シミやシワ予防の美肌効果、風邪の予防、ガンの予防
    ⇒柿、キウイ、グレープフルーツ、いちご、みかんなど
  • ビタミンAの効果:目の働きや視力の維持、アンチエイジング(抗酸化作用)、皮膚や粘膜の強化、ガンの予防
    ⇒あんず、パッションフルーツ、スイカ、マンゴー、グァバ、プルーンなど

2.カリウム

  • カリウムの効果:高血圧予防、ナトリウム(塩分)の排出を促進、
    ⇒バナナ、キウイ、いちご、夏みかん、メロン、アボカド、いよかん、桃など

3.食物繊維

  • 食物繊維の効果:便秘の予防、生活習慣病の予防、発がん性物質の体外排出
    ⇒ブルーベリー、干し柿、ドライなるめ、ドライいちじく、ドライプルーンなど

4.ファイトケミカル(Phytochemical:植物由来の化学成分)

  • ポリフェノールの効果:アンチエイジング(抗酸化作用)、血圧低下、毛細血管強化、動脈硬化予防
    ⇒ぶとう、りんご、ブルーベリー、いちご、イチジク、ザクロなど
  • カロテノイドの効果:アンチエイジング(抗酸化作用)、動脈硬化予防、老化予防、ガンの予防
    ⇒すいか、みかん、マンゴー、パパイヤ、あんず、柿など
  • リモネンの効果:ガンの予防(早期の乳がん細胞の増殖を抑制、大腸がんの予防など)、免疫細胞の活性化、抜け毛防止、胸やけや逆流性食道炎の予防と緩和
    ⇒オレンジ、ゆず、ライム、レモン、グレープフルーツなど

~実習生の皆さんへ~

普段、何気なく食べている果物ですが、こんなに様々な効果があることを知っていましたか?「200グラム」とは例えば、りんご1個分・バナナ2本分・キウイ2個分等に相当します。それほど沢山の量ではないですが、意識をしないと1日に200グラムの摂取を忘れてしまう!と言う人もいるかもしれません。そんな時には、朝はバナナ1本をヨーグルトに入れて食べる、夜はキウイをデザートに食べる等、自分でルーティンを作って実践するのはどうでしょうか。

また、日本はベトナムと違って四季があるため、各季節に「旬」の果物があります。そのため、季節ごとに色々な種類の果物を食べてみるのも楽しそうですね。そんな時には是非、“この果物にはどんな効果があるのだろう?”と調べてみましょう。より効果的に日常の食生活に果物を取り入れられます。

ちなみに、私が一番好きな果物は「いよかん」です。皆さん、食べたことはありますか?(いよかんには主にカリウムとファイトケミカルの効果があります)旬の時期は1月~3月頃なので残念ながら過ぎてしまったのですが、食べたことがないと言う人は、来年ぜひチャレンジしてみてください!おすすめですよ!

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