日本ではもうすぐ春の季節ですね。いつもなら明るい気持ちになる季節ですが、新型コロナウイルスの影響でストレスを抱えている人も多いのではないでしょうか。しかし、どんな状況でも「幸せにあふれた人」もいます。今抱えているストレスを少しでも解消して幸福度の高い毎日を送るために、「スリー・グッド・シングス」をご紹介します。
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1. スリー・グッド・シングス(Three Good Things)とは?
スリー・グッド・シングスとは、アメリカの心理学者セリグマン博士が提唱した「ストレス解消方法」です。ストレスが解消されるので「幸福度を上げる」効果もあると言われています。その方法はとても簡単で、「寝る前にその日に起きた良いことを3つ書き出す」ものです。
夜はゆっくりした気持ちになれる時間帯ですが、嫌な出来事も思い出しやすい時間帯です。多くの人は、どうしても嫌な出来事の方が強く印象に残ってしまいます。そうした時間帯に良かったことを思い出して書き出すことで「毎日を前向きに明るい気持ちで終えることができるようになり、ストレスを解消する効果がある」と言われています。
【良い効果】
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意識して良いことを見つけるようになり、前向きに考えられるようになる
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良いことを思い出したり振り返ったりすることで、幸福度が上がる
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幸福度が上がることでストレスがたまらなくなる、ストレスが解消される
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また、日記にも同じ効果があるとされていますので、過去の記事も読んでみてくださいね。
関連記事:今こそ日記を書こう!日記の効果(2020年9月22日)
2. どんなことを書けばいいの?
自分自身が「前向きな気持ちになる」「明るい気持ちになる」内容であれば、どんなことでも良いです。毎日でも週1回でも、自分に合う方法で始めてみてください。
【例】
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朝早起きすることができた
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道に咲いている花がきれいだった
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良い天気だった
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家族/友達と話をしてたくさん笑った
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試験で良い点数をとることができた
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新しい日本語を覚えた
3. 「幸せ」な人は「健康」な人
日本には、「病は気から」や「笑う門には福来る」という古いことわざがあります。どちらも「心の状態」と「健康状態」には深い関係があるという意味から作られた言葉です。
【意味】
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病は気から:病気は気持ち次第で良くも悪くもなる
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笑う門には福来る:いつも笑顔でいる人のところには自然と幸福がやってくる
昔から、「ストレスがない状態が幸せな気持ちにする」と言われていたことが分かりますね。
~実習生の皆さんへ~
「スリー・グッド・シングス」では、寝る前にその日に起きた良いことを3つ書き出して、「1日を前向きに明るい気持ちで終える」という目的がありましたね。そうすることでストレスが解消され、幸福度を上げる効果があるとご紹介しました。
ストレスがたまらず毎日幸せでいられたら良いですが、良いこともあれば悪いこともあるのが人生です。新型コロナウイルスの影響もあり、思い通りにかないこともあるでしょう。
それでも、様々なことに感謝をして大変な状況でも「幸せ」だと感じている人もいます。「良い天気だった」「たくさん眠れた」「お話が楽しかった」など、当たり前になってしまっていることでも、あえて「3つの良いこと」として書き出してみてください。
「幸せの貯金」をするつもりで、1日の終わりに3つの良いことを書き出してみてくださいね。
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