厚生労働省の調査によると、95%以上の人が1日に1回以上、そのうち20%の人は1日に10回以上新型コロナウイルスに関する情報やニュースを見たり聞いたりしていることが分かりました。毎日新しい情報を調べることは大切なことです。しかし、その情報はいつも正しいですか?

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1. 注意!SNSにはフェイクニュースがたくさん
SNSを使う人が増えると同時に、新型コロナウイルスに関するフェイクニュースも増えています。注意喚起を行うため厚生労働省が調査を行ったところ、フェイクニュースを見たことがある人は76.9%もいました。
不安な状態の時こそ、フェイクニュースは拡散されます。そして、ほとんどのフェイクニュースが個人から発信されている信ぴょう性の低いものです。情報の判断、正しい情報へのアクセスは難しいかもしれませんが、SNSやブログ、まとめサイトに投稿されている情報は注意してください。
2. フェイクニュースは、「SNSの投稿」や「人から聞く」ことが多い
大きいニュースほど、周りに伝えたくなります。例えば、過去には次のようなフェイクニュースが流れました。
【※過去に流れたフェイクニュース※】
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新型コロナの影響でトイレットペーパーが不足する
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新型コロナは熱に弱いのでお湯を飲むと予防効果がある
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納豆を食べると新型コロナの予防効果がある
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新型コロナは中国の研究所でつくられた
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ベトナムに帰国できる飛行機を予約できる
これらは全てうその情報ですが、信じた人が多くいたのでSNSなどでたくさん拡散されました。こういった嘘の情報をSNSに投稿して、お金をだまし取る人もいます。「飛行機に乗れる」と聞いてお金まで払ったのに乗れなかった人もいました。
こうした被害にあわないためにも、SNSで情報を集める時、人から話を聞く時は十分に注意して判断してください。
3. 確認しよう!フェイクニュースを見抜く方法
世の中には情報があふれています。正しい情報を選択する力を身につけましょう。
① 情報の発信元を確認する
日本政府や自治体、大使館などからも発信されていれば信ぴょう性が高くなります。
② 気になる情報は、信頼できる複数の情報と見比べる
信頼できる発信元でも間違っている可能性もあります。タイトルだけで判断せず、内容もしっかり読むようにしましょう。
③ SNSで同じ情報がたくさんシェアされていたら注意
「皆がシェアしているから安心、正しいニュース」とは限りません。
④ 「拡散希望」「いますぐシェア」とたくさんの人に広めるように書かれていたら注意
たくさんの人に広めるよう伝えている情報は、フェイクニュースの可能性が高いです。不用意に情報を拡散しないように注意しましょう。
⑤ 情報を知ってから時間をおく
大きなニュースほど「誰かに伝えないと」と思いますが、新しいニュースが入ってきて状況が変わるかもしれません。 時間をおいて、落ち着いた時にもう一度考えてみましょう。違った視点から見られて、間違いだと気が付くかもしれません。
【まとめ】 確認しよう!それは本当に正しい情報?
① 情報の発信元を確認する
② 気になる情報は、信頼できる複数の情報と見比べる
③ SNSで同じ情報がたくさんシェアされていたら注意
④ 「拡散希望」「いますぐシェア」とたくさんの人に広めるように書かれていたら注意
⑤ 情報を知ってから時間をおく
~実習生の皆さんへ~
現在は、分からないこと・知りたいことがあればすぐにインターネットやSNSを使って調べることができます。しかし、誰でも発信できるので、正しいことも間違っていることも一緒になってしまっていることが問題です。
いつもなら冷静に落ち着いて判断ができることでも、不安や心配な気持ちが強い時、悩みごとがある時、あせっている時は冷静な判断が難しく、自分にとって都合の良い情報だけを信じてしまう傾向があります。
例えば、ベトナムへの帰国をずっと待っている人が、「お金を払えばベトナムに帰れる飛行機を予約できる」という情報を見つけたら、とても嬉しい気持ちになり信じてしまうでしょう。しかし、その情報は本当に正しいですか?実際に、お金まで払ったのに飛行機に乗れなかった、だまされてしまったという被害が出ています。
様々な情報にふりまわされて悲しい被害にあわないためにも、「正しい情報を選択する力」を身に付けていきましょう。
飛行機に乗れると聞いてお金まで払って騙された子がいる
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