毎日使っているスマートホンは、トイレの便座より汚いかもしれません。スマートホンには「ウイルスが長い時間残っている」という研究結果もあるので、感染予防の対策として、「スマートホンの消毒」も取り入れてみてください。
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1. スマホにも新型コロナが28日間残る
オーストラリア政府の研究機関が、温度が20度の場合、紙幣やガラスの表面に28日間はウイルスが感染力のある状態で存在していると発表しました。気温が低いほど、ウイルスは長く存在し続けることも分かりました。スマートホンの画面がガラスでできているものもあるので、「清潔に保つ」対策が重要です。
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2. トイレより汚い?スマホに雑菌が多い理由
移動中や食事中など、たくさんの日人が使っていますね。インターネットやSNSを見たり、音楽を聴いたり、ゲームをしたり、とても便利です。しかし、「スマートホンはトイレよりも汚い」と言われています。なぜでしょうか?
① 色々なところに触れた手で触る
ドアノブ、手すり、エレベーターのボタン、バスや電車のつり革などは多くの人が触っています。感染した人が触っている場合もあります。そうした場所に触った手で触るスマホには、多くのウイルスがついてしまいます。
② 手の汗や皮脂で雑菌が増えやすい
スマートホンは指で画面を触ります。そのため、手についている汗や皮脂が画面についてしまい、雑菌が増えていきます。
③ ほとんど洗わない
手は汚れた時に洗うことができますが、スマートホンは同じように洗うことができません。シートやハンカチでふくことはできますが、清潔に保つことが難しいため、菌が多くなってしまいます。
3. 注意!スマホを見ながら食事
スマートホンを見ながら食事をしている人はいませんか?
新型コロナウイルスは、ツルツルした面に長い時間残りやすいという特徴があります。手洗いや消毒で手をきれいにしても、スマートホンを触るとまた手に菌がついてしまいますので、スマートホンを使いながら食事はしないようにしましょう。
4. 毎日使うスマホもしっかり消毒!
新型コロナウイルス対策として、毎日「手洗い」「うがい」「手指の消毒」を行っていますね。毎日使うものですから、手洗いやうがいと一緒に、スマートホンも消毒する習慣をつけましょう。
【消毒の方法】
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除菌ウェットティッシュ
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消毒用アルコールでぬらした布(※アルコールをつけすぎないようにすること)
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石けん水でぬらした布(※水をつけすぎないようにすること)
【消毒をするタイミング】
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会社に着いた時
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自宅に帰ってきた時
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手洗いや手指の消毒をした時、一緒に消毒する
【消毒する時の注意点】
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固いペーパータオルやスポンジでスマホの画面をふかない
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直接アルコールスプレーをかけたり、漂白剤を使ったりしない
~実習生の皆さんへ~
毎日触っているスマートホンには、ウイルスがたくさんついていることが分かりました。食事中に使ったり、トイレに持って行ったりする人もいると思います。食事の前やトイレの後は手を洗うのに、スマホはそのまま・・・。簡単に洗うことができなので、何もしていない人も多いのではないでしょうか。せっかく手指をきれいにしても、スマホが汚れていたらまたウイルスがついてしまいます。毎日使うものですから、手指と同じようにしっかりと消毒をして、ウイルス対策をしていきましょう。
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