寒くなると温かい飲み物が入ったペットボトルを買うことが増えてくると思いますが、細菌が増えるのは夏だけではありません。すぐに病気になるわけではありませんが、安全のためにも上手に飲むように心がけましょう。
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1. いつまでに飲みきれば良いの?
「口をつけて飲む場合は、その日のうちに飲む」ようにしてください。口をつけて飲んだ飲み物には、口の中の菌がペットボトルの中に入ります。時間が経つとペットボトルの中で細菌が増えて、食中毒になってしまう可能性があります。また、「口をつけない場合でも、2~3日を目安にできるだけ早く飲む」ようにしてください。フタを開けると、中身が空気にふれて雑菌が入ってしまいます。
2. 細菌が増える条件
まず、ペットボトルの中で細菌が増えてしまうのは、口をつけて飲むことが原因です。その中でも「甘い飲み物」や「高い温度」は細菌が増えやすいと言われています。甘いコーヒーやジュースに入っている糖分が細菌の栄養になるためです。また、高い温度も細菌が増えやすい環境の一つです。冬でも細菌は活動しているので、フタを開けた飲み物は冷蔵庫で保管をするようにしましょう。
3. こんなことに注意をしよう!
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① フタを開けたら早めに飲む
時間が経ったものは飲まないようにしましょう。できればその日のうちが良いです。飲みきれなかった場合は、冷蔵庫に入れては早めに飲んでください。
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② コップについで飲む
外では無理かもしれませんが、家にいる時はコップについで飲みましょう。直接口をつけないことが大切です。
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③ 部屋や車の中に置き忘れない
暖房で温かくなった部屋や車の中では、細菌が増えていきます。置き忘れてしまったら、飲み残しはきちんと捨てて、ペットボトルの容器はリサイクルしましょう。
出典:食品安全委員会季刊誌「食品安全」Vol.4
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④ 再利用しない
軽くて持ち運びがしやすく便利ですが、再利用はしないでください。細菌が入り、不衛生です。フタを開けていないペットボトルが安全なのは、細菌が中に入らないためです。
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⑤ 熱いものを入れない
ペットボトルの素材は熱に弱いです。温かい飲み物が入っていたものでも、容器が変形してしまう場合があります。安全のためにも水筒の代わりに使うことはやめましょう。
出典:SUNTORY「ペットボトルに熱いお茶を入れたいのですが、大丈夫ですか?」
~実習生の皆さんへ~
新型コロナウイルスが流行してから、感染しないように色々な予防策を実践していると思います。手洗い、うがい、消毒、マスクは当たり前になってきましたね。
それでは、口の中に入る食べ物や飲み物については気を付けていますか?冬になり寒くなると、温かい飲み物の入ったペットボトルで体を温めることもあると思います。特に直接飲む場合は、ペットボトルだけでなく水筒でも細菌がついたり入ってしまったりするので、その日のうちに飲むようにしましょう。
もししばらく置いたままにしてしまった場合は、見た目に変化がなくても危険です。もったいなくても中身は捨てて、容器はリサイクルしましょうね。「いつも飲んでいるから大丈夫」、「まあいいか」と思わず、安全に気を付けながら正しく飲みましょう。
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