企業を対象に、海外事業の展開状況に関する調査をまとめた。海外事業を今後手掛ける上で有望視する地域ではベトナムを挙 げた企業が47%と最も多かった。
企業を対象に、海外事業の展開状況に関する調査をまとめた。海外事業を今後手掛ける上で有望視する地域ではベトナムを挙 げた企業が47%と最も多かった。中国(41%)、タイ(37%)、インドネシア(36%)が続き、高い経済成長が続く東南アジアに生産拠点などを設ける 意向を持つ企業が多いことが分かった。 調査によると、2012年に新たに海外進出したのは20事業所で、このうち製造業が11事業所、非製造業が9事業所。タイが4事業所、中国とインドネシア、マレーシアが3事業所、ベトナムが2事業所などだった。
新たに進出した企業の理由では「進出先での販路拡大」が最多の47%。「国内取引先の海外展開」(22%)、「現地企業からの要請」(19%)などが続く。
このほか調査では近い将来、9社9事業所が海外展開を検討していると答えており、県では「今後も進出は活発になりそう」(マーケティング推進室)とみている。
調査は県と日本貿易振興機構(ジェトロ)岡山貿易情報センター、岡山県国際経済交流協会が共同で実施。県内に本社を置く399社中、391社から回答を得た。
日本経済新聞2013年4月23日により