2013年9月10日ホーチミンで社会傷病兵労働省とJITCOの協同開催の「日本への技能実習の受入及び派遣の質を高める」セミナーに参加しました。
セミナーではベトナム日本両方が現在までの実習生派遣・受け入れについての見直しをおこないました。ベトナム社会傷病兵労働省とJITCOが20年前に締結したベトナム人技能実習制度により、現在4万人の実習生を日本に派遣し、ベトナム派遣機関が127社になりました。
現在、労働者にとっても日本はとても魅力的な行き先です。日本は給料が高いし、技能や言葉や文化などの事前教育も受けられるからです。現在電子、機械加工、縫製、水産加工、建設、農業など多様な分野でベトナム人が2万人ほど日本で実習しています。平均月給は800~1000ドルです。
社会傷病兵労働省副大臣グエンタインホア氏は、これからベトナム派遣機関へ情報提供し、不正な競争をなくするため派遣機関の観察を強化し、逃亡という問題についての対策や帰国後の仕事紹介を派遣機関に求める、と述べました。
海外派遣局の副局長レヴァンタイン氏は以下のように述べていました。日本は大きな可能性を秘めている国であり、日本への派遣が増える方向にあります。2012年の派遣実績は8.000人でしたが、2013年の8ヶ月間で5.600人が日本に実習に行きました。この2年間、日本でのベトナム人実習生は安定的な収入があり、企業の規模の縮小や倒産により途中帰国となったことはありません。
セミナーで弊社社長がベトナム派遣機関を代表して技能実習制度を成功させるに向けて弊社の派遣過程を紹介しました。制度の目的及び制度の意味や学生の意識を徹底的に教育する、事前教育を強化する(日本語、マナー、キャリア志向等)と同時に帰国後の実習生の職業へつなげるためのレベルアップコースを設けています。実習生を受け入れ、ベトナムで子会社を設立、帰国生を活用するという成功事例も紹介しました。
ベトナム放送局VTV1がセミナーについて放送しました
セミナーに参加した皆さんの記念写真
セミナーを通して今後の実習生の派遣人数を増やすとともに質を高めることに向けて数十社のベトナム派遣機関と日本受け入れ団体が交流することができました。