世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3月11日、世界で感染が広がる新型コロナウイルスについて「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明しました
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3月11日、世界で感染が広がる新型コロナウイルスについて「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明しました。WHOがパンデミックと認定したのは2009年に流行した新型インフルエンザ以来の11年ぶりです。中国以外での感染ペースが加速する現状に強い懸念を示し、各国に対策の強化を促しました。
テドロス氏は「最も危険なのはウイルスではなく、デマや偏見だ」と繰り返し訴えてきました。SNS(交流サイト)で大量の情報が瞬時に流れるなか、安易にパンデミックと言えば恐怖心をあおって逆効果になる恐れもありますが、奮起を促すために、あえてパンデミックという表現に至ったとのことです。 一方、WHOは中国や韓国、シンガポールは感染を抑制できているとし、感染経路などを十分に分析し対策を打つことが有効になるとしました。
Source: Internet
3月12日午前、「パンデミック」と表明されたことについて会見が行われ、次のように述べました。 「世界的な感染の広がりが続いていることへの判断だと思います。日本としても、これまで以上に国際社会と協力しながら対応していきたい、対応を強めていきたいと思います。国内における対応については、国民の健康・命を守るためにあらゆる手立てを講じてまいりました。今後、警戒を緩めることなく必要な対策は躊躇(ちゅうちょ)なく決断して実行していく。感染の広がりを抑えていくために全力を尽くしていきたいと思います。」
出展:
首相官邸「WHOの表明についての会見」
https://www.kantei.go.jp/jp/...html
日本経済新聞「WHO事務局長、新型コロナ「パンデミック」と表明」
https://www.nikkei.com/article/...