2013年3月30日午前、ホーチミン市技術師範大学にて「日本での仕事・キャリアアップ」セミナーを開催しました。セミナーにはホーチミン市技術師範大学から200名以上の若者が集まり、教育機関、派遣機関Esuhaiの代表が出席しました。
セミナーのはじめに、ESUHAIの人選担当ヴァンカインからセミナーに参加するホーチミン市技術師範大学の学生たちに向けて、セミナーの開催目的を説明した後、ESUHAIの事業内容とKAIZEN日本語学校の教育プログラムを紹介しました。
参加した学生にセミナーの開催目的を紹介するESUHAIの人選担当者ヴァンカイン
次に、人選担当者が本プログラムの下記2コースを紹介しました。
中期コース(3年コース):将来のキャリアアップのために日本で仕事をし、技能と日本語力を向上させ、マナーを身につけたい人向けのコース
長期コース(3年以上のコース):先端技術を身につけたい技術者や設計・研究の仕事が好きでスペシャリストを目指す技術者向けのコース。
次に、里村社長補佐が参加者に、日本企業の採用ニーズと採用条件について説明し、日系企業は日本で仕事をし、技術・知識を身につけ、キャリアアップしながらベトナムの工業発展に寄与したいと考えるベトナムの若者を採用したいと話しました。
下記、日系企業の一般的な採用条件をご紹介します。
・ 条件:30才以下の男性・女性
・ 専門:機械製造、機械設計、メカトロニクス、電子工学、オートテクノロジー(オートメーション)、…
・ 学習期間と面接時期: 入学から3~4ヶ月目で日本語能力が高ければ、すぐ面接に参加可能。
・ 活発で向上心が高い人、キャリア志向、高い専門知識と日本語能力を持つ人、健康な人
セミナーには、元機械系現場技術者、現O.N Precision Ltd社長グエンゴックチュンさんにも出席していただきました。チュン社長は2002年に技術師範大学・機械学科を卒業した後、2003年から日本に行き奥富製作所で実習生として働きました。
O.N Precision Ltd社長チュンさんがセミナーに参加した大学生と交流
チュン社長は学生へ「出稼ぎだけの目的で「日本での仕事」プログラムに参加すると、3年後帰国した時には約5億円の貯金しか手に入れられません。私は日本にいる間、日本人の経験をたくさん学び、自分の能力・技術を向上することができるように常に努力しました。当時の会社の社長に認めてもらい生産技術を教えてもらい、ベトナム現地法人O.N Precision Ltdの経営を任せていただきました」と、日本で働いた経験を話しました。
また、「私も昔は皆さんと同じですが、10年先にチャンスをもらうことができました。今の私がいるのは、絶えず努力したからです。皆さんも頑張ってください。決意があれば必ず成功できます!」とのメッセージを送りました。
セミナーに参加した学生たちは、プログラムへの強い関心を見せてくれました。セミナー最後の質疑応答では積極的に質問をしていました。
技術師範大学 機械学科の教授 (写真右端)とグエンゴックチュン社長(写真中央)とEsuhaiの代表者の記念撮影
セミナーにはホーチミン市技術師範大学の学生が200人以上参加してくれました。本セミナーが提供するのは、日本のプロフェッショナルな環境でスキルアップと日本語能力の向上を目指したい技術者に就職のチャンスと将来のために貯金ができるチャンスです。同時に日本での仕事を通じて、国の工業の発展に寄与する人材教育を促進できることを願っております。