2011年6月23日午前、ホーチミン市技術師範大学では大学・大学院・附属専門学校の卒業証書授与式が行われました。Esuhaiはその日卒業証書を受け取った卒業生約1,500名に向けて日本での現場技術者プログラムを紹介しました。
ホーチミン市技術師範大学での卒業証書授与式の様子
今回Esuhaiからは、研究開発、設計、仕事を通じて高いレベルの技術を勉強するのに向いている長期勤務希望者対象のプログラムと現場で機械操作をしながら製造現場に携わりたい人に向いている中期勤務希望者対象のプログラムの2種類について紹介しました。プログラムの説明に加え、Esuhaiからは日本式の仕事の仕方、進め方を知っていて知識だけではなく現場で使える具体的な技術・知識を持っているベトナム人技術者層を増やそうとしていること、また日本に向けて送りだした技術者が将来ベトナムに帰国した後、ベトナムの製造分野にてその知識・技術を存分に発揮し、ベトナムの工業化にむけて貢献してほしいと願っていることもお話ししました。
現場技術者プログラムのビラを受け取る卒業生たち
たくさんの卒業生の方に興味を持っていただきました
現場技術者プログラムに申し込む卒業生
この2つの現場技術者プログラムには、事前教育としてビジネス日本語、日本文化、マナー、仕事の仕方(5Sや報連相等)、日本の製造分野の知識(改善活動、TQM、ISO等)、ODEN(意識改革、キャリア意識教育など)が含まれており、長期勤務希望者向けのプログラムには1年間4,200万ドン(約168,000円)、中期勤務希望者向けのプログラムには1年間2,100万ドン(約84,000円)の奨学金も支給されます。この現場技術者プログラムはベトナムの若い技術者に高い専門性を身につけ、堅固な意志を持ち、将来への覚悟を持って「理論+実践=実力」のある技術者層の一員になってもらう為の機会を持ってもらう大きなチャンスとなります。