2013年11月30日、Esuhaiにて帰国技能実習生へのキャリアアドバイスと職業紹介セミナーを開催いたしました。Esuhai代表、ベトナムvieclamjapan人材紹介部部長、帰国生向けレベルアップコース担当講師、日系企業の生産管理者、機械加工、電子、溶接、鋳造、木工など様々な分野で実習した帰国実習生100人以上が参加しました。帰国技能実習生はベトナム国内での仕事を探しています。
始めに、vieclamjapanスタッフがEsuhai-Kaizen吉田スクールの概要と実績を紹介しました。
次にEsuhai代表レロンソンが実習生に熱意をこめて話しました。「日本へ留学し日本で仕事をしていた経験から、日本の製造業での人材需要が大きいと判断し、Esuhaiを設立し人材教育を行ってから日本へ派遣することを決めた。」
そして、帰国技能実習生の帰国後の職業についての悩みを理解した上で、キャリア設計というテーマで帰国生に話をしました。「安定した仕事を維持するためには、勤務先に信頼してもらうことがとても重要で、仕事の内容よりも長く働ける企業を選んだ方がよい。さらに、一般社員の時から管理者の目で物事を見て勉強することが大切。」と話し、最後に帰国生の皆さんが成功できるように願っていると述べました。
続いて、vieclamjapan部部長が、スライドを使って面接のポイントを紹介しました。応募する企業やポジションについて事前に勉強すること、面接時の服装、マナー、採用企業を説得できるような自己アピール、といったポイントについて話をしました。
次に、vieclamjapanのスタッフがドンナイ省、ビンズン省、ロンアン省などにある工業団地での求人について紹介しました。
また、日本での仕事紹介とベトナム国内の日系企業の採用情報を専門に紹介しているウェブサイト(www.vieclamjapan.com)の案内をしました。そして会員登録をすれば、ウェブサイトから自分の希望する仕事の情報を手に入れることができると伝えました。
そして、改善・品質管理の専門家でユニリーバや東芝、ペトロリメックスの社員教育を担当した経験があるトアン氏が、帰国生向けのレベルアップコースについて紹介しました。このコースでは、日系企業の生産管理者に必要な報連相・5S・品質管理といったスキル、知識を学ぶことができます。
人材教育を担当している日本人スタッフは、帰国生が日本のマナーや仕事に対する考え方をよく身につけていると評価したうえで、さらなるキャリアアップのために帰国生向けのレベルアップコースに参加し、日本語と管理に必要なスキルを学んでほしいと話しました。
続いて、ロンドゥック工業団地の日系企業で生産管理として現在働いているサン氏が、自身の経験を語ってくれました。彼も帰国実習生でしたが、帰国後に働いた会社と合わず、Esuhaiのウェブサイトを見て帰国生向けのレベルアップコースに参加しました。3週間のコースを修了後、vieclamjapanのサポートにより現在の仕事に就くことができたと話し、将来のキャリアアップのためにこのコースに参加することをすすめました。
Esuhaiの総務部スタッフは、「意義ある仕事に情熱ある人を」というスローガンのもとEsuhaiの社員採用について案内しました。
最後に、帰国技能実習生とEsuhaiスタッフ、担当講師が帰国後の仕事などの相談をしながら交流しました。
今回の帰国技能実習生へのキャリアアドバイスと職業紹介を通じて、帰国生の皆さんが適職を見つけるだけでなく、将来のキャリアアップの方向性を示す手助けをしたいと考えています。Esuhai-Kaizen吉田スクールは、帰国生の皆さんが安定した仕事を見つけ、自分の家族をはじめ国の産業へ貢献できることを願っています。