2013年度「先生の日」記念作文コンクール入賞作品発表・表彰式を開催しました
Esuhai – Kaizen吉田スクールの第3回「先生の日」記念作文コンクールに100以上の作品の応募がありました。
本作文コンクールは、「先生の日」に尊敬する先生方への思いを伝える機会を設けるとともに、作文を書くことを通じて学生の文章力、書く力、創造力、思考力を高める狙いがあります。
審査の結果、以下の応募者の作品が入賞しました。
2013年「先生の日」記念作品コンクール結果 |
番号 |
氏名 |
クラス |
作品名 |
入賞 |
1 |
グエン ゴック ホアイ トゥオン |
日本実習中 |
先生の伝える声が泉の音のように |
最優秀賞 |
2 |
グエン ティ キム オアン |
ESU68 |
伝えられなかった言葉 |
優秀賞 |
3 |
グエン ティン ドー |
ESU69 |
「仁愛」の種を蒔いた人 |
優良賞 |
4 |
ファム バー タイン |
ESU53 |
優しい母の期待が込められた目 |
Facebookで「いいね」 の
数が一番多い賞
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5 |
チャン ティ チュック リン |
ESU64 |
先生、ありがとう! |
佳作 |
6 |
リュウ ヴァン ティン |
ESU56 |
導く人 |
佳作 |
7 |
レ ティ フォン ビン |
ESU59 |
先生の日 |
佳作 |
入賞者と審査委員との記念写真
最優秀賞 「先生の伝える声が泉の音のように」 実習生グエンゴックホアイトゥオン
先生の伝える声が泉の音のように
(省略)
Kaizen吉田スクールに入学してからもうすぐ1年になります。Kaizenの学生からあっという間に日本で実習する実習生となりました。入学した時は23歳でしたが、人生の目的がなにか分からない状態でした。Kaizenという特別な学校に入学し、先生方から日本での仕事に必要なスキルや自習の仕方など日本語以外のことも学ぶことができました。その中でも特にレロンソン校長先生のODENという授業は、私にとって忘れられない特別なものです。
ODEN(おでん)は、日本の伝統的な煮込み料理です。日本に来て、地方の日越食文化交流会を通じて「おでん」の作り方を知りました。食べる人の好みにあった具を選ぶことがとても大事です。具が煮えるのを待つ間、(料理している)先生の額に浮かぶ汗を見て、KaizenでODENを教えて下さった校長先生の顔が浮かんできました。校長先生が自からの経験をODENとして私たちが必要とする「具」を選んで伝えてくれたのだと感じました。
初めて校長先生のODENに参加した時は、たった60分でしたが、考え方がまだ浅く、固い状態だったわたしたちの頭を柔らかくしてくれたようにすっきりしました。目的のない日々を過ごし、失敗し少し疲れた私たちの話を聞いたり、物事を分析したり、説明したりして私たちに将来の目的や希望を与えて、成功できるよう将来の進むべき道へと導いてくれました。たった60分でしたが、校長先生が、私たちベトナムの若者に大きな期待を抱いていることを感じました。そして、私たちも自分の能力を向上させ人生を逆転できるようこれから進むべき道が分かり、自分の夢を追いかけられるようになりました。
2回目のODENの授業は面接会の1週間前、午後2時から夜10時まででした。校長先生からもらった火で、私たちの努力と決心そして希望が合わさって燃えるようにワクワクしました。8時間という長い時間のはずでしたが、あっという間に終わってしまいました。それから1週間、面接の準備を一生懸命しました。周りの友達や家族からの励ましの言葉は、いつもよりとてもありがたく思いました。夢を持たず、ただ日々を過ごしていた私の目で見たものと、今の私は、感じることがとても違います。私は存在するのではなく、私は生きています。校長先生からもらったきれいな水で、小さな木の私は、頑張って大きくなり花を咲かせて輝きたいです。
面接に合格した後、校長先生のODENの授業を受けられたのは4回だけでしたが、毎回時間は違いました。ODENは、時間の決まらない唯一の授業です。校長先生のスケジュールはいつも埋まっているのに、私たちのために授業時間を作って下さるのでODENの授業は本当に貴重な時間だと思いました。
校長先生から学んだ知識を日本行きの荷物にして、技能実習生として日本に来ました。仕事と生活でとても良い毎日を過ごせています。自分は本当にラッキーだと思って、もっと頑張りたいと思います。日本人から素晴らしいことをたくさん勉強でき、学んだことをいつもメモしています。そして何よりも仕事がよくできるように努力します。疲れた時にメモしたことを見て、メモした内容を羅針盤として、少し休んだらまた頑張るというように過ごしています。
先生の日を機に、遠くの日本から尊敬する校長先生へ感謝の気持ちを伝えたいと思います。校長先生が有意義なこの事業を継続できるよう、いつもお元気でいらっしゃることを願っています。校長先生が目指している、ベトナム若者が良い方向に進み若者の能力で国の発展に貢献するということが実現されるよう祈っております。また、その他のKaizen吉田スクールの先生方にも幸運が沢山あるように心から祈っております。
実習生 グエン・ゴック・ホアイ・トゥオン
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