scroll top
東京都の小池知事「引き続き、不要不急の外出自粛」、 厚生労働省「感染者、退院者、死亡者」の割合
2020/03/31
1007
都市封鎖がされるといった「誤情報」が拡散されていた中で、小池都知事は「夜間の外出を控えるよう改めて要請する」といった内容でした。

小池都知事の会見「引き続き、不要不急の外出自粛」

3月30日夜、予定より30分遅れて緊急記者会見が行われました。厚生労働省のクラスター(感染者の集団)対策班の調査によると、夜間から早朝にかけて営業する酒場などの歓楽街において感染を疑われる事例が多発しており、これまでに38名が確認されています。

また、病床の確保についても触れ、軽症者や無症状の患者については「自宅や宿泊施設で療養できるよう国と体制の整備をする」と今後の動向についても述べました。

<会見内容のポイント>

  • 夜間の外出を自粛
  • カラオケ・ライブハウス・バー・ナイトクラブへの出入りを自粛
  • 医療体制の確保、段階的に進めていく

感染者増加とともに、退院者も増加

国内では連日新たな感染者が発表される一方で、すでに退院した人や入院中でも快方に向かっている人も少なくありません。引き続き予断の許さない状況ではありますが、感染者と退院者、死亡者の割合も比較しながら、現在の状況を把握していきましょう。

3月30 現在、厚生労働省より発表されている国内の状況は以下の通りです

項目 人数 割合
PCR検査実施者 26,607名  
PCR検査陽性 1,820名 実施者のうち約6.8%が陽性
入院治療を要する 1,358名 陽性者のうち約74%が入院を要する
完治(退院) 408名 陽性者のうち約22.4%が完治(退院)
死亡 54名 陽性者のうち約2.9%が死亡
チャーター便帰国者を除く

~実習生の皆さんへ~

近日の感染拡大を受けて開かれた記者会見の通り、一人ひとりの自覚と行動が抑制する大きなポイントです。外出自粛や移動制限などは感染拡大を遅らせ、医療崩壊を防ぐことにも繋がります。皆さんはこの時期に、友だちに会いに行きたい、旅行、桜を見に行きたいと思いますが、今はしっかりとがまんしてください。

「いつでもどこでも受けられる」日本の医療体制を支えるため、自分自身が治療を必要とする時のためにも、外出自粛や消毒などの感染拡大、予防に努めてください。

出典:
厚生労働省「 新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年3月30日版)」
https://www.mhlw.go.jp/...10595.html
日本経済新聞「『夜間営業のバーなど出入り控えて』小池知事が要請」
https://www.nikkei.com/...
 

セミナー、日本文化、経験者の話、ニュースなどの配信を希望される場合、メールアドレスをご記入ください。
同じカテゴリーの記事
この記事についてコメントする