1. 3月28日0時から4月15日までの間、集会の制限を実施

• 一つの部屋での20人以上の会議・行事の制限
• 職場・学校・病院の外部での10人以上の集合の制限
• 公共の場所での2メートル以上の間隔の確保
• 商業サービス活動の一時休止
• ハノイ・ホーチミンから国内のその他の地域への移動の制限

2. 入国者について引き続き厳格に検査

• 3月8日以降に入国し、集団隔離の対象となっていない者について至急調査を実施
• 至急スクリーニング、医療申告実施を要請
• 健康状況を把握・分類して、適切な隔離、観察措置を実施

3. 隔離措置の拒否に対する刑事処分を含む厳格な処分

• 事実ではない情報流布
• 医療申告の不実施・虚偽申告
• 隔離措置の拒否・逃亡・不履行
• 売り惜しみ、商品価格のつり上げ
• 市場へ悪影響を及ぼすような行為に対し、刑法を含む法令に基づき厳しく処罰

国内で新型コロナウイルスが拡大している中、ベトナム政府は新型コロナウイルスの収束および、国民の健康と安全の確保を最優先し、ある程度の経済成長を犠牲にする方針を取っています。

これによりグエン・スアン・フック首相は、安心して冷静に行動すること、国民全体で感染症の防止に努めること、高齢者や基礎疾患を持つ患者は措置に対して厳格に履行すること、必要な場合に限る外出、手洗いなど健康維持を心掛けることなど、政府からの勧告を十分に実施するよう指示をしました。

物理的な距離をとる一方で、私たちはお互いに協力しながら、感染拡大に向けて防止策を続けていかなければなりません。一時的に物理的な距離をとる必要はありますが、是非心は近くになりましょう。新型コロナウイルスについては、収束の目途が立っておらず、長期戦になると見込まれますので、今自分ができること、相手にできることを考えて、前向きにこの時期に乗り越えましょう。

出典：
日本医事新報社「【識者の眼】『新型コロナウイルス対策の心構え：人同士の物理的な距離をとりながらも、関わりは続け、そして連帯すること』和田耕治」
https://www.jmedj.co.jp/...
在ベトナム日本大使館「ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表（3月27日付首相支持第15/CT-TTg号の概要）」
https://www.vn.emb-japan.go.jp/...html