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新型コロナ「感染しやすい時、感染しやすい場所」
2020/04/10
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厚生労働省によると、これまで日本国内で新型コロナウイルスへの感染が明らかになったうちの8割の方は、他の方に感染させていません。

一方で、「人が密に集まって過ごすような空間」や「不特定多数の人が接触する可能性の高い場所」、「喚起の悪い場所」などに滞在したことから、一人の感染者が複数に感染させた事例が増えています。今重要なのは、感染拡大を最小厳に抑えるため、感染した人が「次の感染者を生み出さないように防止」することです。

本日は、どんな時・どんな場所で感染しやすいのか、そして集団感染を防ぐシンプルな方法「窓開け運動」についてご紹介します。

1. どんな時・どんな場所で感染するの?

外出自粛の要請が出てから飲食店や商業施設の休業が相次いでいますが、それに伴い、自宅で集まって友人と会ったり食事をしたりする人が増えているようです。本当にそれは大丈夫なのでしょうか。

感染しやすい時 感染しやすい場所
感染者(注1)のくしゃみや咳を受けた時 医療機関 商業施設
知人や友人など誰かと会話した時 飲食店 自宅で食事会
不特定多数の人が集まる場所にいた時 スポーツジム カラオケ

(注1)感染の有無に関わらず、「無症状の保菌者かもしれない」と考え、人との接触は避けてください。
相手を不安にさせないために、自分自身のくしゃみや咳にも注意してください。

出典:無料写真素材 写真AC

2. 目に見えない飛沫感染、ウイルスはどんな風に飛んでいるの?

感染を防ぎたい一方で、自粛が続き誰かと会いたい思いも強くなっていると思います。では、目に見えないウイルスはどのように拡散されるのでしょうか。レーザー計測器を製造するLAVISON社(ラビジョン)が画像処理技術を使い、「会話」や「呼吸」、「咳」などをした時に飛沫した場合のイメージを公表しました。

出典:LAVISION ”Covid-19 : LaVision imaging technique shows how masks restrict the spread of exhaled air”

記載のURLから動画を見ることができます。とても分かりやすく短い動画です。

3. 外出自粛の今、何をするかで未来が決まる

家族や友人、職場の人から離れて毎日を頑張っている皆さん、一日中家の中にいる皆さんは、今の状況が少しずつストレスになっていていると思います。その感情は当たり前のことで、全く悪いことではありません。今は自宅待機の人も多いと思いますが、今が以前と違うのは「自由に使える時間がある」ことです。以前は帰宅したら疲れて動けない、やりたいことが出来ない、色々あったと思います。せっかくの「時間」を有効に使って、自宅での時間を過ごしましょう。計画を立てたら、あっという間に過ぎるかもしれません。

出典:無料写真素材 写真AC

~【例】時間がある時しかできないこと ~

<日本語、日本の勉強>

  • 言えないこと、言いたいことをリストアップしてみる
  • 話せたらどんなことができるか考えてみる
  • 日本に来て驚いたこと、面白かったこと、過去のことを思い出してみる
  • 趣味など好きなことについて、日本語で調べてみる
  • 動画やニュースを見て、どのくらい理解できるかレベルチェックをしてみる
  • 日本の文化、歴史、有名人、なんでも日本に関連することを調べてみる

~実習生へのメッセージ~

誰かと会うこと、集まることは今とてもリスクがあります。無症状の感染者が複数人の人に感染させた事例も報告されています。週末に出かけたり、友達と会ったりできない期間はとても退屈でしょう。特に家族と離れて日本で毎日頑張っている皆さんは、一層大変かもしれません。しかし、皆さんと同じ実習生は日本全国にいて、職場には同僚や先輩がいます。会いたい時、話したい時は、電話やメール、SNS、ビデオ動画でお互いの近況報告をしましょう。そして、週末のパーティーはこの時期はしないでください。それは、出来るときを楽しみに待ちましょう。

出典:

厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」
https://www.mhlw.go.jp/...

厚生労働省「新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために」
https://www.mhlw.go.jp/...pdf

無料写真素材 写真AC
https://www.ac-illust.com/

LAVISION ”Covid-19 : LaVision imaging technique shows how masks restrict the spread of exhaled air”
https://www.lavision.de.../

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