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イオン、ベトナムで20店、20年までに、1200億円投資計画。
2012/03/03
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【ホーチミン=伊藤学】イオンの岡田元也社長は2日、ベトナム南部の商都ホーチミン市で開いた記者会見で「ベトナムで短期間のうちに複数店舗を展開したい」と述べ、今後10年で約1200億円以上の投資を行うことを明らかにした。2014年初頭に同市内でベトナム1号店を開業、20年までに同国全土で20店舗の体制を築く。

【ホーチミン=伊藤学】イオンの岡田元也社長は2日、ベトナム南部の商都ホーチミン市で開いた記者会見で「ベトナムで短期間のうちに複数店舗を展開したい」と述べ、今後10年で約1200億円以上の投資を行うことを明らかにした。2014年初頭に同市内でベトナム1号店を開業、20年までに同国全土で20店舗の体制を築く。

イオンは約80億円を投じ、ホーチミン市中心部から7キロメートル西にあるタンフー区の新都市開発地域に、同国1号店となる大型ショッピングセンター(SC)を開く。今後、ホーチミン市やその周辺省を中心に、ベトナムの北・中部で店舗拡大を図る。

同国は外資小売業が2店舗目以降を出店する際に当局の許可が要るなど参入障壁が残るといわれる。だが、岡田社長は「ベトナムが外資企業に閉鎖的だったのは過去の話。ベトナム政府も(外資による)小売りの重要性を認識している」と話した。

店舗以外に「食品加工センターや物流センター、人材育成にも投資する」と強調。「ベトナムの小売業を熟知する優秀なパートナーを探している」と表明し、現地企業との提携を視野に入れていることも明らかにした。

イオンは現在、東南アジア地域に大型スーパーやSCなど約60店舗を展開中。13年までに中国を含めたアジアで2100億円を投資する計画を打ち出している。

日本経済新聞2012年03月03日により

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