僕たちはKS3の技術者クラスのメンバーです。1年におよぶKAIZEN吉田スクールでの勉強期間が間もなく終了します。KS3を離れる時は、それぞれのメンバーの喜びの笑顔や、別れの涙をずっと忘れず、大切な思い出になりました。「どこに行っても、どれだけ早く走っても、あなたの足跡は残される」というベトナムの諺が思い浮かびます。私たちにとって、KAIZEN吉田スクールで一緒に勉強に励んだ日々はその足跡です。
KS3技術者クラスのメンバー
私たちのこの足跡は同じ方向に向かっています。そのため、私たちは兄弟になりました。日本企業で能力を発揮できるチャンスをつかめるように、お互いに自信を与えあったり、励まし合ったりしていました。
ESUHAI・KAIZEN新校舎の起工式でKS3技術者ヴァンホアンが代表して発表
起工式で先生方と記念撮影
目標に向かって全員が常に勉強を励んだ日々やサッカーの試合でのチームワークプレーや、一緒に食卓を囲んだ時間は、KS3の私たちにとって最高の思い出となりずっと忘れないでしょう。
KAIZEN吉田スクールでの授業風景
休憩時間も討論
2012年KAIZENカップの「チームプレー賞」を受賞 ロンソン校長と記念撮影
私たちの進む方向は一つなので、他のメンバーの足を引っ張ることはありませんでした。面接の前は誰でも「面接に合格できるよう必ず全力を尽くす」と自分に言い聞かせました。そのお陰で全員が面接に合格し、自分のチャンスを掴むことが出来ました。面接に合格するまでの過程は、自分自身を成長させてくれるものだったと思います。成功するまでの一番有意義な、レクチャーでした。これから私たちに待ち受けている道は、決して平らではないと思いますが、目標に向かって自分を成長させ、成功できるように、自分に自信を持って前に進んでいけると確信しています。
KS3技術者クラスの学生たち
現在のように自信を持つことができたのは、私たちを導いて下さった先生方のお陰です。入学以来、先生方に日本語やキャリア・スキルばかりではなく、自分の弱点を気づかせてくれ、常に改善の精神を熱心に教えていただき、毎日、より成長した自分になっていくことが実感できました。
私たちKS3の哲学は「諦めずに全力を尽くせば成功に繋がる。強く前に進め。自信を持ってリードし、絶えず日々自分を改善!」です。
KAIZEN吉田スクールでの在学中、先生の日(11月20日)を祝うのに皆で壁新聞を作ったのはとてもいい思い出です。白紙に日越の架け橋を描き、それにKS3クラスと私たちの夢を書きました。壁新聞を通して、先生方に感謝の気持ちを伝えられて本当に有意義なイベントだと感じました。
先生の日
先生方に感謝の気持ちを伝える
KS3にはもう一つの誇りがあります。それは2011年度「先生の日」記念作文コンクールで、メンバーの一人ラム・ドック・アンが佳作を受賞したことです。
ラム・ドック・アン(写真右)と他の入賞者
KS1、KS2の先輩たちの後を継いだ私たちKS3の架け橋も間もなく完成し、エスハイとKAIZEN吉田スクールが情熱を持って築いていく橋の一部となります。
KS1の先輩(ザー・バオさん)から経験談を聞きました。
日本での生活、そして仕事は、私たちの将来と夢を叶えてくれる大きなチャンスです。後輩に繋げられるように努力を惜しまず頑張りたいと思います。そしてさらにKS4の皆さんが、日越の架け橋をより強固にすることを期待しています。同時に、実習生の皆さんが日本での3年実習を無事に終了し、帰国後はベトナムの物づくり産業に貢献することを願っています。
出国時の決意表明式(2011年9月)
決意表明式(2012年4月)
決意表明式(2012年5月)
決意表明式(2012年7月)
レロンソン校長先生をはじめKAIZEN吉田スクールの先生方、エスハイのスタッフの皆さんに心から感謝申し上げます。エスハイ及びKAIZEN吉田スクールの今後のますます発展と、ベトナム人材教育機関として、ベトナムの発展に貢献できる若者をより多く、レベル高く教育していただくことを祈っています。