2011年11月28日経済産業省からの委託を受け、財団法人国際研修協力機構(JITCO)が日本企業(特に中小企業)の外国人研修・技能実習精製度の活用状況を調査する一貫として、ESUHAI-Kaizen吉田スクールを訪問されました。ESUHAIで開かれた懇談会には、視察団から企業部総括副部長小林敏彦様、企業部企画課門脇隆洋様、企業部相談課兼企業課調査役尾関伸浩様、送出し機関VitechとTracimexcoの代表が出席されました。
JITCO視察団は、今回、ベトナムの派遣機関、教育機関そして帰国実習生が就職している在ベトナム日系企業を視察しましたが、ベトナムでの調査に先立ち日本の受入れ企業や監理団体の訪問・視察もされました。
財団法人国際研修協力機構(JITCO)は、今回の視察先である日本企業10社の調査結果を教育・派遣・受入れの各機関・監理団体における外国人研修・技能実習制度活用の好事例集にまとめ 、経済産業省に報告すると発表しました。
JITCO視察団と送出し機関との懇談
JITCO視察団は送出し機関3社Esuhai - Vitech – Tracimexcoが行っている実習生派遣の取り組みについて下記の内容を調査されました。
-送出し機関の会社概要
-実習生派遣実績
-人選方法
-派遣前教育
-監理団体からの要望への対応
-技能実習制度の活用
JITCO視察団の代表、企業部総括副部長小林敏彦様
JITCO視察団はKaizen吉田スクールの実習生クラス及びエンジニアクラスの授業を見学されました。クラスの活気溢れる雰囲気を実際にご覧になった視察団の皆様からは評価をいただきました。
エンジニアクラスと技能実習生クラスの授業を見学
調査対象の10社のうち、4社がEsuhai - Vitech – Tracimexcoの派遣機関を通してKaizen吉田スクールの学生を受入れていました。この結果はKaizen吉田スクールが実習生の教育を任され、信頼されている教育機関であるということであり非常に光栄なことです。
JITCO視察団の調査によると、日本側の受入れ企業がKaizen吉田スクールの学生の真面目さや向上心を高く評価し、難しい仕事も任せていることが分かりました。
また実習生たちは、帰国後に日本で取得した知識・経験を生かし、日本的な働き方や仕事に対する高い意識を発揮していてベトナムでの受入れ企業の子会社でリーダー等の重要な役割を任せられています。
JITCO視察団は、日本で活躍中のKaizen吉田スクール出身学生の日本語能力、日本の実習先での仕事に対する積極的な姿勢、日本人とのコミュニケーション力が高いことを評価しており、Kaizen吉田スクールの教材や教育カリキュラムについて詳しく調査されました。調査の結果、日本語教材や教育カリキュラムの他に、独自の意識教育・人生設計教育がKaizen吉田スクールの強みでありブランド力につながっているとしました。そして、「日本での実習制度に参加したいベトナムの若い人材に最適な教育・紹介ができるよう、さらに教育内容や方法に磨きをかけて欲しい」と視察団の皆様からコメントをいただきました。
JITCO視察団とKaizen吉田スクール代表との懇談
JITCO視察団は、今回視察した送出し機関Esuhai - Vitech – Tracimexco及び教育機関Kaizen吉田スクールの活動視察訪問を通じて、Esuhai - Vitech – Tracimexcoが行ってきた派遣事業やKaizen吉田スクールの教育内容を高く評価されました。最後に、視察団の皆様より、送出し機関Esuhai - Vitech – Tracimexcoと教育機関Kaizen吉田スクーに対して、「日本の受入れ企業及びベトナムの日系企業に良い人材を提供することを通じ、ベトナムの裾野産業に貢献できるよう派遣・教育事業を改善・工夫し続けて欲しい」とコメントをいただきました。
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