日本の行事、「お盆」について知っていますか?日本のお盆をベトナムの行事に例えるとブランにあたります。

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旧暦を使用しなくなってから100年以上が経過しますが、伝統的な風習は現在でも受け継がれています。
旧暦では7月中旬頃に行われ、現在の新暦では8月中旬に行う地域が増えています。また、企業や機関ごとに異なりますが、お正月やゴールデンウィークとともに、「お盆休み」として8月に夏季休暇をとることが全国的に通例となっています。今回のカイゼン便りでは、「日本のお盆」についてご紹介いたします。
ベトナムのお盆にあたるブラン祭りでは、家や家具、バイク、その他生活用品を紙で作り、ご先祖様への供養として作成した紙を燃やします。ご先祖様にとっても、現世と同じものが必要だろうと信じられているためです。
日本のお盆では、蓮や菊の形をした落雁(らくがん)と呼ばれるお菓子、果物をお供えします。

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地域や宗派によって異なりますが、一般的にお盆では、毎日異なるものをお供えします。
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13日:お団子(迎え団子)
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14日:おはぎ
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15日:そうめん
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16日:お団子(送り団子)
また、京都では「五山送り火」という伝統行事があります。ご先祖様をお盆の終わりに見送るため、暗い道を明るく照らし、無事に帰ることができるように願って始められたと言われています。
「大」、「妙法」、金閣寺近くの大北山の「大(左大文字)」、「舟形」、「鳥居形」の五つの送り火は順番に行われます。

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今年、この行事に参加予定の人はいますか?
お盆はもちろん、夏には全国各地で様々な行事が催されます。友達と遊びに行きたい人、夏祭りなどの行事に参加したい人は、会社の方や組合の人へ事前に相談してください。
大人数で集まってパーティーなどを開く時は、ご近所の方や周囲に迷惑をかけないよう気を付けてください。友人や家族、自分の時間を大切にしながら、楽しく過ごしましょう!
今回のカイゼン便りでは、一般的には「お月見」と呼ばれる中秋の名月についてご紹介いたします。ベトナムとの違いを見つけてみましょう。
もともとお月見は、貴族が美しい月を鑑賞し楽しむ行事でしたが、江戸時代(1603〜1868)から国民の祭りとして盛んになりました。

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一般的に、お月見は旧暦の8月15日(「十五夜」と呼びます)をさしますが、旧暦の9月13日(十三夜)、10月10日(十日夜)の3回行われます。これは日本の特徴です。

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ベトナムでは、月に「クオイ」と「ヒャン」という人が住んでいると信じられていますが、日本では「うさぎ」が住んでいると信じられています。

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お月見では、月に見立てた「月見団子」と「ススキ」という植物をお供え物として用います。月見団子は、月のような形でもちもちとしています。お月見は美しい月を楽しむだけでなく、「収穫物に感謝する」意味合いもあります。月見団子と一緒にススキを供えると、邪気や災いを遠ざけ、翌年も豊作になると信じられてきました。
日本の「中秋の名月(お月見)」も興味深いですね。
皆さんもぜひ楽しんでください。