みなさん、猫島という地名を聞いたことがありますか?
あっちこっち、どこに行っても猫・猫・猫、猫だらけ!人口より猫のほうが多い島、猫を守護神として祀っている島、下船したらまず猫が出迎えてくれる島など、道端で気持ちよく寝転がる猫、連れだって気ままに歩きまわる猫たちを見たいというあなた、猫との出会いを中心にしたいつもと違う旅をしてみませんか?
しかし、猫島は一つだけではなく、日本各地にかなりの数が存在しますよ!今日はその中に一つをご紹介していきます。それは愛媛県にある猫島と呼ばれている青島です。

所在地 |
: 愛媛県大洲市 |
面積 |
: 0.49 km2 |
人口 |
: 16人 |
猫 |
: 100匹以上 |
青島は東京ドームとほぼ同じ面積の小さな島です。島の殆どは山なので、港の周囲のわずかな平地に住戸が密集しています。
良好な漁場があるため、かつては800人を超える人が暮らし、島内に小中学校もありました。しかし現在の人口は十数人。お年寄りばかりです。
2000年頃から猫が繁殖を始めました。あという間に増えていき、今では集落内に約100匹の猫が生息しています。

2014年秋頃、群がる猫の写真がメディアで紹介されて話題となり、猫を目当てに大勢の観光客がやってくるようになりました。
猫は狭い集落のなかに密集して暮らしています。
エサは、基本的には島民が面倒をみています。その意味では青島の猫たちはいわゆる地域猫的な存在と言えます。
住人はお年寄りばかりなので、増えすぎた猫のエサ代が負担になっていたようです。しかし、昨今は大勢訪れる観光客が餌やりをしているほか、テレビで窮状が紹介されたことで全国からエサが送付され、また、募金も徐々に集まりつつあり、猫たちの食料はとりあえず確保できているようです。
青島に暮らしている猫ちゃんたちをもう少しながめてみましょう。
青島に来ると、どこにも綺麗で気が高い猫ちゃんと出会えます。
島の入り口から猫に出迎えてもらえる青島
Photos: Internet