冬から春に移り変わると、だんだん暖かくなり、体調管理も油断しがちです。
体調管理をしっかりとできるよう、以下の事に気を付けましょう。
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昼間は暖かくても朝晩は冬と同じで寒い。
暖かい日が続くと、真冬ほど気温や湿度が気にならなくなりますが、朝晩の気温の高低差が激しい時期です。
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風が強く乾燥しやすい。
そうすると、体も弱まり、風邪を引きやすくなります。
では、この時期に絶対気を付けないといけない病気とは何でしょう。
① インフルエンザ。
インフルエンザは1年中かかる病気ですが、空気が乾燥してウイルスが活発になる冬に大流行します。
インフルエンザは高熱・全身の倦怠感・筋肉痛という過酷な症状がある病気です。
早いうちに予防接種やマスクの着用・帰宅後の手洗い、うがい等が良い防ぎ方だと言われています。
② 花粉症。
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。
早いうちに予防接種、投薬の治療を受けたり、マスクやメガネの着用したり、また室内で加湿器を回し、スギ花粉に湿気を付けて落下させたりするなど、様々な防ぎ方があります。
③ 五月病。
季節が暖かくなると、体に備わっている陽気も増えてくる時期です。この陽気がうまく発散されないでいると、神経痛や皮膚病、のぼせる、無気力、不眠などの症状がかかる方がたくさん出ています。
美味しいものを食べたり、休みの日にちゃんとリラックスしたり、心を開いて悩みを相談したりするのが「五月病」に効果的ようです。
今年も体調管理をしっかりとしながら春にしか楽しめないことをたくさんしてくださいね。
日本って、不思議に伝統的な事と現代的な事がバランスよく存在している国です。
今月のKAIZEN便りから「日本のこれあれ」のコーナーで日本の小さな文化・伝統的な風習、芸術について簡単に紹介します。
もっともっと日本の事を知りましょう。
今回は日本の12ヶ月陰暦月の名称と日本の伝統的な柄について紹介します。
① 12ヶ月 陰暦月の名称。
現代日本は西暦を使用していますが、昔ベトナムのように旧暦を適用した時期がありました。当時、旧暦の月に名前を付けされていました。それは:
1月
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睦月
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ムツキ
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2月
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如月
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キサラギ
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3月
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弥生
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ヤヨイ
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4月
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卯月
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ウヅキ
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5月
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皐月
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サツキ
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6月
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水無月
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ミナヅキ
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7月
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文月
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フヅキ
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8月
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葉月
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ハヅキ
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9月
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長月
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ナガツキ
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10月
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神無月
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カンナヅキ
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11月
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霜月
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シモツキ
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12月
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師走
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シワス
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② 日本の伝統的な柄 和柄
日本の着物や小物によく使用されている布の柄、それは「和柄」です。
和柄は無数にありますが、一番代表的な柄は以下のようなものです。


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菊(きく)
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吉祥文として使用される。
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奈良時代から平安時代まで数多くの芸術作品に使われていた。
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紅葉(もみじ)
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秋を代表する植物文。
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流水、波等と共に描かれる事が多い。
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桜(さくら)
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平安時代頃から花文様の代表。
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桜には稲の神が宿っていると思われたため、農業の豊凶の占いにも使われていた。
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扇(おうぎ)
発展、繁栄の吉兆を表す図形。
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松(まつ)
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長寿のシンボル。
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C神が依りつく樹だと思われている。
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流水(りゅうすい)
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水の上を流れている様子を図案化したもの。
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文様全体に動きがある、情緒的な文様。
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梅(うめ)
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奈良時代以前、花の代表だった。
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梅の花は別名「好文木」とも言うので、吉祥なイメージがある。
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「梅」=「産め」として安産祈願もあり。
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青海波(せいがいは)
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三重の半円を連続して波を表した幾何学文様。
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江戸時代から一般的に普及された。
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未来永劫への願いが込められた吉祥文。
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亀甲(きっこう)
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六角形を繋いだ幾何学文様。
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亀甲文の種類には「子持ち亀甲」、「花菱亀甲」などがある。
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長寿の吉祥文として利用された。
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毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)
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亀甲文の一種。毘沙門天が着用している鎧の柄から由来。
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毘沙門天は戦勝、必勝の神として知られている。
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七宝(しっぽう)
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仏教の七つの宝物「金、銀、瑠璃、珊瑚、瑪瑙(めのう)、玻璃(はり)、千年生きるとされるシャコガイ」に由来する。
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円満、調和の吉祥文。
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麻の葉(あさのは)
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歌舞伎衣装に用いられた事で大流行した文様。
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成長が早く、まっすぐ伸びることから子供の成長を願って産着にも多く使用された。
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