四季のある日本では季節の変わり目に温度の変化はとても激しいです。季節が変わる度に、風邪をひいたり、体調を崩したりする人が結構います。この時期こそ、皆さんが風邪をひかないように注意しましょうね。
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風邪などの体調の変化
風邪をひいた主な原因は、気温の変化によるものです。気温が急に変化することで、自律神経に影響を与えます。自律神経は、体温を調整しているので、そこにストレスがかかり、病気に対する抵抗力や免疫力が弱ってしまいます。
季節の変わり目は、できるだけ体調を崩さないように、温かくして、栄養を考えた食事をとり、規則正しい生活をするように、普段より気を使うようにしましょう。
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眠気

季節の変わり目、特に春は、すごく眠気が出てきます。季節の変わり目には、体内時計が乱れがちです。 1日の気温の変動が激しくなったり、毎日の気温の変化が多いことで、自律神経のバランスが乱れ、眠気が襲ってきたり、なかなか起きられなかったりします。
体内時計を戻すように、朝太陽の光を浴びたり、夜は部屋を暗くして、早く寝られるように心がけましょう。
そのため、季節の変わり目の変化に対応できるように、規則正しい生活を送るようにしましょう。
人は皆、自由で快適に暮らしたいと思うものですが、人と関わって生きている以上、自分の思いどおりにするわけにはいきません。他の人のことも考えながら行動することが必要になります。
マナーやエチケットは、文化、風土、宗教等の違いから、その内容は国ごとに異なりますが、共通点は、お互いが気持ちよく生活していくための知恵であると言えるでしょう。技能実習生の皆さんは長期間日本で生活するのですから、日本や日本人を理解し、日本の社会に受け入れられることが求められます。日本には、「郷に入っては郷に従え」という異文化社会のマナー・エチケットを身につけることが必要だと思います。
近頃の日本社会では、特に若者のマナーが悪く、周りの人に不愉快な思いをさせてしまっているようです。2009年のJITCO作文コンクールの最優秀賞作品「思いやりを大切に」では、電車の中で見かけたマナーに驚いた様子が書かれています。大声でしゃべっている女子高生3人組、化粧を始めた女性、おばあさんに咳を譲ろうとしない人達など。日本は経済発展のみに力を注いできたため、老人を敬ったり、周囲の人に気を遣うことを忘れてしまったように感じると述べています。日本人として恥ずかしいことです。
以下に、技能実習生に限ったことではありませんが、日本人も含めてすべての人に実戦していただきたい社会人としての良識のごく一端を挙げてみました。
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1. 喫煙
タバコを隣で吸われたり、タバコ臭い室内や車内は、吸わない人にとっては不快なものです。タバコの煙には不完全燃焼などによる有害物質が多く含まれており、人の健康に悪影響をおよぼしますので、近頃では、職場、飲食店、交通機関、路上等での禁煙や受動喫煙防止対策が取られるようになってきています。たとえ禁煙指定がない場所であっても、周りの人に断ってから喫煙したり、歩道喫煙や吸い殻のポイ捨てはしないなどのマナーは必要です。
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2. 携帯電話
電車やバスの中では、マナーモード着信にして通話を控えたり、優先席付近では電磁波が医療機器具に影響を与えるおそれがあるので、電源は切ります。また、歩きながらや自転車に乗りながらの携帯電話使用は、注意が散漫になり事故のもとです。
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3. 交通機関利用
最近、デイバックを背負ったり、肩にかけたりしたまま、満員電車に乗り込んでくる人を多く見かけます。社内では荷物を下ろして身体の前に下げるといいです。
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4. 挨拶
人間関係で挨拶は重要です。近所の人や職場の人に笑顔で挨拶をすれば、相手もまたそれに応じてくれるはずです。気づいたら相手より先に挨拶する習慣をつけましょう。これが自分の人間的成長につながっていくはずです。まず「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」から。
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5. 約束を守る
仕事でも私生活でも、約束を守ることは人づきあいの基本です。あなたは、約束を破られたことはありませんか。その時どう思いましたか。いかに能力があろうとも、約束を守らなければその人は信用を失い、相手にされなくなります。約束したが約束を守れそうにない時は、早めに撤回することです。それに約束は慎重に行うものです。
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6. 時間を守る
時間は目に見えないもので、その無駄づかいがピンとこないものです。例えば、友達との待ち合わせにあなたが10分遅れたら、待っていた6人の友達の10分x6人=1時間分の時間を無駄遣いさせたことになります。また、飛行機の出発時刻に遅れたら、飛行機はあなたを待たずに飛びたちます。会議では、メンバーはあなたを待っていてくれますが、あなたの信用は飛んで行ってしまいます。一人の遅刻によって、多くの会議メンバーの貴重な時間が浪費されることに留意しましょう。日本では昔から、「時は金なり」ということわざがあり、時間は貴重・有効な物だから、無駄に費やしてはいけません。日本人は約束の時間よりすこし前に到着する習慣があります。