scroll top
セミナー開催!~日本で働く現場技術者プログラム~
2011/08/01
1432
2011年7月23日午前、弊社ビルにて「日本で働く現場技術者プログラム」紹介セミナーを開催しました。セミナーには約100人の若い技術者が集まりました。

セミナーは弊社副社長からの日越友好関係の紹介で始まりました。ギアは、若い技術者に対し「ベトナムでは組立や加工企業が多いが、裾野産業がほとんどない状態です。工業化に必要な企業と人材は量・質ともに不足しています。一方、若いベトナム人技術者は生産の実践知識が薄く、経験を身につけるための仕事環境が整っていません」と実態を強調し、現場技術者は日本で仕事をしながら国が必要とする製品の具体的な生産技術を勉強し、帰国後に実務経験を生かす大切な人材になるため、現場技術者プログラムを通じてベトナム工業化に貢献する現場技術者を育成することに弊社が大いに役立つことを望んでいる、とも述べました。

その後、弊社コンサルタントより参加した技術者に、研究開発、設計、仕事を通じて高いレベルの技術を勉強するのに向いている長期勤務希望者対象のプログラムと現場で機械操作をしながら製造現場に携わりたい人に向いている中期勤務希望者対象のプログラムの2種類について紹介しました。

日本での技能実習生が将来ベトナムの裾野産業を支える人材になる
中期勤務希望者には日本で現場の仕事を通じ、生産の実践知識を身につけた後、ベトナムに帰国し生産企業に就職したり自分の裾野産業の会社を立ち上げたりするため、彼らがベトナムの裾野産業の発展にむけて貢献してほしいと思っています。プログラムの説明に加え、Esuhaiからは職種が異なる帰国した現場技術者4~6人(機械・旋盤・CNC専門が2人、機械・溶接・プレス専門が2人、自動化・CAD・CAM専門が2人、資金額20~30億ドン)での起業プランも提案しました。ベトナムでは3~5年後に裾野産業のニーズが非常に高まる見込みがあるため、Esuhaiがこのような形で起業を希望する帰国後の現場技術者にコンサルティング・サポートをしていきます。

弊社副社長がスライドを使って技能実習生プログラムついて説明

弊社副社長ギアからの紹介の後、里村勇祐KAIZEN吉田スクール副校長・教育担当が、教育プログラム(基礎日本語・ビジネス日本語及び専門用語、日本文化、ビジネススキル、管理のための知識、TQM-ISO-KAIZEN-5S-7QCなどの専門知識)と待遇等について説明しました。

里村勇祐副校長・教育担当が教育プログラムの内容と概要について紹介

セミナーには、元機械系現場技術者、現O.N Precision Ltd社長グエンゴックチュンさんにも出席いただきました。チュン社長は3年間日本で現場技術者として働いた後に帰国し、成功した代表例です。チュン社長は自分の経験で若い技術者の希望や悩みに対して熱心に相談・アドバイスをし、「本当に技術を学びたい技術者は日本で日本企業に入って、現場の仕事から学ぶのが一番」と強調しました。また、Esuhaiが提案した帰国した現場技術者3~5人(又はそれ以上の人数)から成るグループでの裾野産業系起業プランの成功への期待が大きいと述べました。

 

O.N Precision Ltd社長チュンさんがセミナーに参加した若い技術者と交流

参加した若い技術者のお母様からお礼の言葉をいただきました。また、Esuhaiが進めている現場技術者プログラムを選んだ若い技術者の成功への期待も述べられました

今回のセミナーを通じて、Esuhaiの「日本で働く現場技術者プログラム」は若い技術者から非常に高く評価されました。Esuhaiからはプログラムの目指すように、日本での現場技術者が将来ベトナムの裾野産業を支える核となる人材になって欲しいと願っています。

セミナー、日本文化、経験者の話、ニュースなどの配信を希望される場合、メールアドレスをご記入ください。
同じカテゴリーの記事
この記事についてコメントする